• BANGER!!! トップ
  • >
  • 新着ニュース
  • >
  • GWに観たい「女性の勇気が世界を動かした」映画4選!『レ・ミゼラブル』監督最新作『バティモン5 望まれざる者』や今すぐ観られる配信作品も

GWに観たい「女性の勇気が世界を動かした」映画4選!『レ・ミゼラブル』監督最新作『バティモン5 望まれざる者』や今すぐ観られる配信作品も

GWに観たい「女性の勇気が世界を動かした」映画4選!『レ・ミゼラブル』監督最新作『バティモン5 望まれざる者』や今すぐ観られる配信作品も
『バティモン5 望まれざる者』© SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023
1 2

息子を奪われた母が人種差別と闘い世界を変えた!『ティル』(2023年)

▶Prime Videoほか配信中

1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティルは、一人息子で14歳のエメット:愛称ボボと平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが生まれて初めて故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。少年が飲食雑貨店で白人女性に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、白人集団にさらわれ、姿形が変わるほど壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられたのだ。

ティル

PrimeVideo『ティル』

 

当初は息子を理不尽に失った悲しみに暮れるだけだった母親が、世界に黒人差別の現実を知らしめるため<変わり果てた息子の姿をメディアに公開>という、常識では考えられない大胆な行動を起こす――。そんな実際の事件をもとに映画化された本作。1人の息子のために起こした彼女の勇気が、やがて多くの黒人たちに希望を与え、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく。そんな母の愛にとにかく圧倒される、衝撃の実話にして感動作。

エンタメ界の性暴力を暴いた女性たちの実録ドラマ『SHE SAID/その名を暴け』(2022年)

▶Prime Videoほか配信中

ニューヨーク・タイムズの女性記者ミーガンとジョディは、ハリウッドに君臨する大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの数十年にわたる性的暴行疑惑について追い続けていた。やがて、被害を受けながらも声を上げることの出来なかった、揉み消された多くの女性たちと出会い、未だその大多数が恐怖、トラウマを抱えていることを知り……。

シー・セッド その名を暴け

PrimeVideo『シー・セッド その名を暴け』

 

おぞましい事実を明らかにするため、粘り強く調査に邁進するも強大な権力によって、様々な調査妨害を受け挫けそうになるミーガンとジョディ。だが、やがて証言を決意した勇気ある女性たちと出会い、諦めていた未来が、少しずつ、変わっていく――。自分たちの声と勇気が世界を変える力になる、そう信じたくなる骨太な一作で。

茨の道を切り拓いた“ノトーリアスRBG”真実の物語『ビリーブ 未来への大逆転』(2019年)

▶Huluほか配信中

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグ。名門ハーバード法科大学院に入学するも、1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人、女子トイレすらなかった。やがてルースは、家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で大学を卒業するが、“女性である”という理由だけであらゆる法律事務所からの就職を断られる。やむなく大学教授になるも、弁護士の夢を捨てられず、夫から聞いた<ある訴訟>が歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るルースだったが……。

ビリーブ 未来への大逆転(字幕版)

PrimeVideo『ビリーブ 未来への大逆転(字幕版)』©2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

 

現在放映中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」でも、男女差別が残る社会で日本初の女性弁護士を目指す女性<虎子>が話題だが、海を渡ったアメリカでも、やはり社会での男女差別は同様。女性が自分名義のクレジットカードさえ作れなかった1970年代、自らの夢を信じて弁護士を目指し、成功し、やがて史上2人目の女性最高裁判所判事に指名され、女性やマイノリティの権利を強力に擁護したことで知られる<RBG>ことルース・ベイダー・ギンズバーグ(2020年没)。今ある自由が“当たり前”ではなく、誰かの勇気と奮闘の上で成り立ってることを思い出させてくれる傑作だ。

1 2
Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook