『哀れなるものたち』ゴールデングローブ賞で作品賞・主演女優賞(エマ・ストーン)の主要2部門受賞!

『哀れなるものたち』ゴールデングローブ賞で作品賞・主演女優賞(エマ・ストーン)の主要2部門受賞!
『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再集結して描く、映画史上最も大胆で空前絶後の感動に満ちた待望の最新作『哀れなるものたち』が、アカデミー賞の前哨戦として注目される「第81回ゴールデングローブ賞」において、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、エマ・ストーンが主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)の主要2部門を受賞した。

ゴールデングローブ賞主要2部門受賞!

本作は、12月8日より世界に先駆けアメリカNY/LAの8劇場で公開され、同規模公開だった昨年のオスカー受賞作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を上回る館アベレージを挙げ、翌2週目では82スクリーンながら早くもTop10入りする大ヒット。

スピーチでエマ・ストーンは、受賞の喜びを溢れさせながら「撮影中毎日喜びに満たしてくれた共演者のウィレム、マーク、ラミーに感謝いたします。そして、そのほかの素晴らしいキャストの皆様、スタッフの皆様、特に脚本のトニーとは3度目のお仕事になりますが、貴方の台詞を言うのが大好きですし、オーストラリア訛りで貴方を驚かせるのも大好きです。そして、ヨルゴス。まだ伝えていなかったかもしれませんが、あなたには永遠に感謝し続けることでしょう。ベラを演じることは信じられない体験でした。私はこの映画はロマンチック・コメディだと思っています。ですが、ベラは誰かと恋に落ちるのではなく、人生そのものに恋をするのです。彼女は善も悪も等しく受け入れます。そのことが私に人生についての違う見方、本当に大切なことは何なのかを教えてくれ、彼女は私の中に深くとどまってくれています。この体験は私にとって世界そのものでした。ありがとうございます。心から感謝します」と語り、ゴールデングローブ賞にて作品賞を受賞した監督のヨルゴスも、「(配給、製作の)サーチライト・ピクチャーズ、エレメンタル・ピクチャーズ、この映画を共に作った全ての方々に感謝します。俳優たち、本当に素晴らしい俳優たち、ご存じのとおり、エマ・ストーン、彼女は最高です。ありがとうございました」とキャストや配給・製作陣への感謝を表した。

『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

鬼才ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーン

原作は、日本でも2008年に翻訳された、スコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック小説「哀れなるものたち」(早川書房刊)。その類稀な世界が映画界随一の天才監督ヨルゴス・ランティモスの手によって映像化された本作。ランティモス監督にしか成し得ない、世界最高峰の才能を集めて構築された、色彩感溢れる壮麗かつ大胆な美術、音楽、衣装、撮影を背景に、奇想天外でありながらも映画史に残るカタルシス溢れるエンディングに導く脚本。さらに、プロデューサーとしても参加した盟友エマ・ストーンのキャリア最高の演技も大きく後押しし、アカデミー賞最有力の声も鳴り響き、前作『女王陛下のお気に入り』を超える、今後の映画賞レースでの活躍にも世界中から期待が高まっている。

物語は、自ら命を絶った不幸な若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは、“世界を自分の目で見たい”という強い欲望に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出る。貪欲に世界を吸収していくベラは平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていくのだった—。

『哀れなるものたち』は1月26日(金)より全国ロードショー

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