21歳の女子大生が生きたまま焼かれた “未解決事件”にのみ込まれていく『12日の殺人』特報映像

「第75回カンヌ国際映画祭」プレミア部門出品、「第48回セザール賞」では、作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と最多受賞となり、「第28回リュミエール賞」など各映画賞で高い評価を得た映画『12日の殺人』が、2024年3月15日（金）より公開。このたび、特報映像と日本版ポスタービジュアルが解禁となった。

世界で高く評価された一作

監督は、2019年の「東京国際映画祭」にて観客賞と最優秀女優賞を受賞し、日本公開でも口コミでヒットした『悪なき殺人（原題:Only The Animals）』（映画祭当時は、『動物だけが知っている』）のドミニク・モル監督。本作は、2020年のノンフィクション本ポリーヌ・グエナ作「18.3. Une année passée à la PJ」を基に、ドミニク・モル監督がジル・マルシャンと共同執筆した脚本によるスリラー作品。キャストは、前作『悪なき殺人』にも出演しているバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事ヨアン役を務めている。

10月12日の夜、ひとりの女子大生が何者かに殺された—

フランス南東の地方都市グルノーブルで、10月12日の夜、帰宅途中の21歳の女子大生クララが何者かに火をつけられ、翌朝焼死体という無惨な姿で発見される。そして、地元警察でヨアンを班長とする捜査班が結成され、地道な聞き込みから次々と容疑者が捜査線上に浮かぶも、事件はいつしか迷宮入りとなってしまう…。

映像は、帰宅途中の21歳の女子大生クララが何者かに火をつけられ、焼死体として発見される衝撃的なシーンから始まる。そしてこの殺人事件を捜査するうちに、訳もなく事件が頭から離れなくなり、いつしか事件にのめり込んでしまう主人公ヨアン。果たしてヨアンは、事件の闇から抜け出すことができるのだろうか。物語の終盤への期待が高まる映像が完成した。

日本版ポスタービジュアルは、生前の女子大生クララが辺境の小さな町で薄暗い夜道を帰宅している姿を切り取ったもの。果たして犯人は、誰なのか？

『12日の殺人』は2024年3月15日（金）より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

『12日の殺人』Photo credit: Fanny de Gouville
© 2022 – Haut et Court – Versus Production – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma