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“人を騙し、操り、消す” キャリア50年のロバート・デ・ニーロ史上最恐の極悪っぷり『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』特別映像

“人を騙し、操り、消す” キャリア50年のロバート・デ・ニーロ史上最恐の極悪っぷり『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』特別映像
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』画像提供 Apple
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「表の顔は優しいが残忍さを隠し持つ」

アーネストとモリー夫婦を利用しようと企むのが、ロバート・デ・ニーロ演じるウィリアム・“キング”・ヘイルである。映像では、スコセッシ監督や主演ディカプリオらがヘイルという“悪”について語っている。

スコセッシ監督はヘイルについて、「ウィリアム・“キング”・ヘイルは並外れた人物。表の顔は優しいが残忍さを隠し持つ」と話す。アーネストをオセージ族の町に迎え入れたヘイルは、すでにオセージ族の人々との関係性を築いていた。アーネストと結婚することになるモリーともすでに家族ぐるみで交流があり、ヘイルは事あるごとにモリーの母や姉妹らの病気や生活を心配するなど、人々から信頼を得ていた。

しかし、アーネストとモリーが結婚すると、ヘイルのもう一つの顔が見え始める。映像では、ディカプリオがヘイルという人物について話しており、「実際、ヘイルは悪の典型だった」という。「彼はオセージの富と領土を奪い取ろうとする。彼らを利用し操る」とヘイルの表の顔に隠された恐ろしい企みについて語っている。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』画像提供 Apple

コメントでスコセッシ監督は、そんな2つの顔を持つヘイルについて、「とても複雑。彼はまるで預言者。彼ら(白人)の時代が来たと信じている。『彼ら(オセージ族)を助けよう。ゆっくりと死に向かわせよう。楽にそうさせてやろう。文明は行き来するものだ』と話す。映像にはヘイルの「オセージはこの世で最も素晴らしい人々だ」という台詞があるが、スコセッシ監督は、「肝心なのは、ヘイルは彼らのことが確かに好きだったということ」と話す。スコセッシ監督が知るところでは、実際のヘイルの葬式には数名のオセージ族が参列しており、「だから、悪役とヒーローという単純な話ではない」と2つの顔を持つヘイルの複雑な人間性を語っている。

演じるロバート・デ・ニーロといえば、アカデミー賞助演男優賞を受賞した『ゴッドファーザー PART II』(74)などの“悪役”を思い浮かべる人も多いが、『マイ・インターン』(15)や『ダーティ・グランパ』(16)など、最近では優しくユーモアのある役も話題となるなど、2つの別々の顔を思い浮かべる人も多いはず。そんなデニーロが、本作ではオセージ族から全てを奪おうとするヘイルという悪の顔を隠し持つ男を演じており、善良な笑顔から途端に180°切り替わるデ・ニーロの演技に、「真の極悪人の恐ろしさ」を感じること間違いナシ。次々と人を騙し、操り、消していくデ・ニーロ演じる“キング”に慄きつつも吸い込まれていく感覚を、この特別映像で味わってほしい。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』画像提供 Apple

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は10月20日(金)より劇場公開

ロバート・デ・ニーロ×マーティン・スコセッシ監督『カジノ』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2023年11月放送

ロバート・デ・ニーロ主演『ミッドナイト・ラン』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2023年11月放送

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