「彼らの歴史は語るべきテーマだ」巨匠マーティン・スコセッシ監督が“本当に描きたかった悲劇”とは?

「彼らの歴史は語るべきテーマだ」巨匠マーティン・スコセッシ監督が“本当に描きたかった悲劇”とは?
Apple TV+『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
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今年5月に開催された「第76回カンヌ国際映画祭」で初上映され、長いスタンディングオベーションで賞賛されるや否や、本年度の賞レースにおいて早くも一二を争う注目作となっている巨匠マーティン・スコセッシ監督待望の最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が、10月20日(金)より劇場公開される。このたび、監督が自ら明かす「本当に描きたかった物語」、主演レオナルド・ディカプリオらのコメントを含む特別映像が解禁となった。

スコセッシ監督 × 主演ディカプリオ

主演は、今やハリウッドを代表する名優であり、監督とは6度目のタッグとなるレオナルド・ディカプリオ。そして、ディカプリオとは27年ぶり、スコセッシ監督作品では初共演となるロバート・デ・ニーロが脇を固めるという、映画ファン垂涎のトリプルタッグが初めて実現した。共演には、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞ノミネート経験のあるジェシー・プレモンスや、『ザ・ホエール』で昨年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーなど、今旬な豪華キャストが集った。

本作は、デイヴィッド・グランによる同名小説を原作とする、真実の愛と残酷な裏切りが交錯するサスペンス。1920年代のオクラホマ州、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手にしたアメリカ先住民族・オセージ族。すぐにその財産に目をつけたのが白人たち…。すでに町に入り込んでいた彼らはオセージ族を巧みに操り、脅し、奪える限りの財産を強奪し、やがて殺人に手を染めていく。実際に起きた残酷な連続殺人事件を、アーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)とオセージ族のモリー・カイル(リリー・グラッドストーン)の夫婦の愛を通して描かれる。

Apple TV+『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

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