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なぜ、合法の薬で死者が出るのか? 中毒性・依存性の高い麻薬性鎮痛剤「オピオイド」は、どう社会に蔓延していったのか?

なぜ、合法の薬で死者が出るのか? 中毒性・依存性の高い麻薬性鎮痛剤「オピオイド」は、どう社会に蔓延していったのか?
Netflix『ペイン・キラー/死に至る薬』

アメリカで社会問題になっている麻薬性鎮痛剤オピオイドの乱用による被害“オピオイド危機”をテーマに、実話に基づいて描かれたドラマ『ペイン・キラー/死に至る薬』が、現在Netflixにて独占配信中だ。

全米を揺るがした“オピオイド危機”を描く

アメリカを揺るがすオピオイド問題は、どのように始まり、社会に広がっていったのか。その経緯を、加害者と被害者、そして真相究明に乗り出した捜査官の視点から描いていく。出演は、マシュー・ブロデリック、ウゾ・アドゥーバ、テイラー・キッチュほか。

加害者であるリチャード・サックラーが経営する製薬会社パーデュー・ファーマは、依存性のあるオピオイド系処方鎮痛薬「オキシコンチン」を開発。この巨大な製薬会社が製造販売する麻薬性鎮痛薬は、1995年にFDA(アメリカ食品医薬品局=Food and Drug Administration)によって認可され、薬を処方する医師たちなども巻き込み、たちまちオピオイド中毒者を激増させる大きな悲劇へと発展していく。

人間の行動は「苦痛から逃げ、快楽に走る」

予告編では、マシュー・ブロデリック演じるリチャード・サックラーが、人間の行動を構成する2つの要因を「苦痛」と「快楽」に分け、人間の行動は「苦痛から逃げ、快楽に走る」というサイクルを永遠に繰り返すという持論を展開する。中毒性や依存性がある「オキシコンチン」が合法に処方されて蔓延した結果として、薬物依存、家庭崩壊、死亡事例の発生など、社会にさまざまな悲劇が起こっていく。そして、ウゾ・アドゥーバ演じる連邦検事局の捜査官エディは真相に迫ろうとするが……。

実際の出来事に基づいて“オピオイド危機”の発端から余波までをフィクションとして映像化した本作には、大富豪サックラー家や、パーデュー・ファーマ社など、実在の人物たちや企業が数多く登場。劇中には実際の被害者たちへのインタビューも含まれており、リアリティのあるストーリーが展開される。

『ペイン・キラー/死に至る薬』はNetflixで独占配信中

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