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「どうして人を殺したんですか?」 OLからマスクをかぶった人気ライブ配信ガール、そして殺人鬼へ 3つの名前、3つの人生、3つの殺人『マスクガール』

「どうして人を殺したんですか?」 OLからマスクをかぶった人気ライブ配信ガール、そして殺人鬼へ 3つの名前、3つの人生、3つの殺人『マスクガール』
Netflix『マスクガール』

自分の顔に強い劣等感を抱きながら、日中は普通の会社員として働き、夜はマスクで顔を覆ったライブ配信者として活動する主人公キム・モミ。そんな彼女が予期せぬ事件に巻き込まれ、人生が一変するストーリーを描く、人気ウェブトゥーンが原作の韓国ドラマ『マスクガール』が、現在Netflixにて独占配信中だ。日本でも大きな話題となっている本作の主な登場人物をご紹介。

3つの名前、3つの人生、3つの殺人

予告編では、主人公キム・モミが冷ややかな声で自分の罪を受け入れる場面から始まる。その後、地味な生活を送るOLから、マスクをかぶった人気ライブ配信ガールと豹変し、最終的には囚人番号1047番として、悔い改めるように見えながらも脱獄を夢見るモミの人生がジェットコースターのようなスピード感で描かれる。複数のアイデンティティを持つ彼女の人生が急展開していく様子を目にした視聴者は、いくつもの顔に隠されたミステリアスな物語にさらなる興味を抱くだろう。

主人公キム・モミの人生のさまざまな局面を、オーディションで選ばれた新人俳優イ・ハンビョル、『Oh!ご主人様~恋ができない僕とカノジョの同居生活~』『キル・イット〜巡り会うふたり〜』などのナナ(AFTERSCHOOL)、『ディア・マイ・フレンズ』『あなたに似た人』などのコ・ヒョンジョンがそれぞれ演じており、シリーズを通して変貌していくキャラクターに独特の色合いを添えている。そのほか、『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』『狩りの時間』のアン・ジェホンや、『悪霊狩猟団 カウンターズ』『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のヨム・ヘランが出演する。

監督・脚本は、『藁にもすがる獣たち』のキム・ヨンフンが務める。

キム・モミ

会社員のキム・モミ(イ・ハンビョル)、ショーガールのアルム(ナナ)、囚人番号1047番(ナナ/コ・ヒョンジョン)という3つの異なる名前で、3つの人生を生きることを余儀なくされたキム・モミ。謎に満ちた彼女は、ネット上の視聴者からの喝采と称賛を浴びながらも、外見に劣等感を抱いているせいで、カメラのないところでは不幸に満ちた生活を送っている。予期せぬ事件が引き金となり、彼女は殺人鬼へと変貌を遂げ、その波乱に満ちた人生にさらなるアイデンティティが加えられる。

チュ・オナム

アン・ジェホン演じるチュ・オナムは、仕事が終わってからインターネット配信を視聴するのが唯一の楽しみという会社員だ。ある日、マスクガールが同僚のキム・モミであることに気づき、人生を支配するほどの執着心を抱き始める。アンは自身の役柄を、「昼間は自分の存在を消し去り、夜は自分の世界で存在感を示したい会社員」と説明する。役者として、“最初から間違った方向から始まった男の心理”を描くことに注力したというアン。キャラクターの隠された深みを引き出す演技に期待が集まった。

キム・キョンジャ

ヨム・ヘラン演じるキム・キョンジャは、息子を中心に世界が回っている母親だ。行方不明になってしまった息子を捜すため、執拗な追跡を開始する。ヨムは、「キム・キョンジャの復讐の動機は、子を想う母親の母性のみから生じているわけではないと思います。復讐という大きく明確な目標に向かって突き進む中で、彼女の年齢や宗教、その他の信念に由来する様々な複雑な葛藤が感じられるのです。その葛藤を盛り込みたいと思い、何度も議論を重ねました」と語っている。彼女の繊細な役作りは、このキャラクターに対する好奇心を一層そそる。

キム・ヨンフン監督は、これらの登場人物それぞれを、殺人ミステリーの網の中でもがく“傷つき疎外された人々”と表現しており、善と悪の微妙な境界線が、非常に曖昧で魅惑的な物語を生み出した。

重層的なキャラクターと綿密なプロットで、ミステリーサスペンスのあり方を再定義する『マスクガール』は、Netflixにて独占配信中。

「今月の韓国映画」CS映画専門チャンネル ムービープラスで毎月放送中

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