眼帯ミッキー・ロークの戦場アクション×オカルトホラー『ウォーハント 魔界戦線』! ロバート・ネッパーと共演

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ライター:BANGER!!! 編集部
眼帯ミッキー・ロークの戦場アクション×オカルトホラー『ウォーハント 魔界戦線』! ロバート・ネッパーと共演
『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

良くも悪くもミッキー・ローク

ミッキー・ローク出演作! しかも主演はロバート・ネッパー! タイトルはずばり『ウォーハント 魔界戦線』!! 原題『WARHUNT』に“魔界戦線”と付いただけで一気にオカルト臭くなるので漢字は便利だ。

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

物語の舞台は1945年、第二次世界大戦集結目前のドイツ南部。連合軍の輸送機が異常なカラスの大群に襲われ森林地帯に墜落するところから始まる。主人公は米軍所属のブリューワー軍曹(ネッパー)で、分隊を率いて墜落機の捜索を命じられたようだ。そこに眼帯姿が怪しいジョンソン少佐(ローク)が現れ、ウォルシュ(ジャクソン・ラスボーン)という特務兵を連れてゆくよう命じる。

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

やり取りから察するにジョンソンはブリューワーと腐れ縁な様子だが、かなり信頼してはいるらしい。それでもお目付け役的な感じでウォルシュを任務に同行させたのは、どうしても“ある機密文書”とやらを回収したいのだろう。ドイツ語が堪能な部下を呼び寄せて、なにやら怪しい音声や資料の解析を並行で進めてもいる。任務を遂行するブリューワーと独自の目的で動くジョンソンは、無事祝杯をあげることができるのだろうか……?

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

オカルトにもハマるロバート・ネッパー

本作の大きな見どころは、やはりロバート・ネッパーのいぶし銀演技。しかし貫禄がありすぎるせいで、ど田舎の草サッカーチームにトップリーグで活躍していた超ベテラン選手が合流したみたいなアンバランス感があり、かつ現場を仕切るにはちょっと年寄りすぎてリアルさにはちょっと欠ける。そこにミッキー・ロークが「おつかれ、ご無沙汰」みたいな感じでサクッと合流するものだから、良くも悪くも異様な雰囲気を醸し出すことには成功しているのだが。

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

ともあれ捜索隊が森の中を進んでいくと、吊るされたドイツ兵の死体を発見。プレデター的展開に面食らっていると、なんだか生気の抜けたドイツ部隊と遭遇し交戦する。うーん、なんだかこの森は色々とおかしいぞ? と感じ始めたところで墜落機を発見するのだが、そこに味方の死体はなかった。しかも臓器がごっそり抜けた米兵が襲いかかってきたりして、じわじわと混乱状態に陥っていく。

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

そのうち“魔女”が兵士たちをゆっくりと襲い始め、あまりにもカオスな状況にブリューワーも正気を失い、しっちゃかめっちゃかになったところで、ウォルシュが秘めたスキルを披露して実質的な主人公に。そこからはオカルトでホラーな展開まっしぐら、戦争の遺物を活用して魔女と戦うあたりは、監督の趣味丸出しではあるものの悪くない。ただ、やっぱりここでも眼帯姿のロークの異物感がすさまじく、いったい何を観ているのか? と一瞬脳がバグってしまうのだった。

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

誠実さを感じる? B級映画

あきらかにB級映画な本作だが、CGや特撮のクオリティはなかなかで、特に魔女関連のエフェクトはがんばっていて血の気のないデザインもイイ。キャストのキャラ分けも意識しているので、それぞれのチーム感がなんとか把握できるようにもなっている。機密文書云々は大して重要ではないのだが、「1000年は使われていない古高ドイツ語」とかグッとくるワードが頻出するし、全体的なバランスはかなりちゃんとしている。

『ウォーハント 魔界戦線』© 2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

 

低予算のジャンル映画としてはツッコミどころは多くはなく、展開がもっさりしすぎて退屈……みたいなこともない。凝ったセットや小道具、一貫した映像の質感など、決して大雑把に作られているわけではないことが分かる。原案も担当しているマウロ・ボレッリ監督のセンス自体は好みが別れるところかもしれないが、いつか予算使い放題の大作を任せてみたいと思わせる監督だ。

『ウォーハント 魔界戦線』は2022年5月27日(金)より全国公開

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『ウォーハント 魔界戦線』

1945年。連合軍の輸送機が、カラスの大群に襲われ、ドイツ南部の森林地帯に墜落。捜索に向かうことになった米軍のブリューワー軍曹に、ジョンソン少佐は、ウォルシュという特務兵を連れてゆくよう命じる。輸送機には極秘情報が積まれており、ウォルシュの任務はその回収だ。捜索隊は森の中を進み、遭遇したドイツ部隊と交戦。だが、敵の様子がおかしい。正気を失い、廃人のような状態だったのだ。

捜索隊は、墜落機の残骸を発見。奇妙なことに、乗員の死体は見当たらなかった。そして、奇怪な事態が起き始める。兵士たちは幻覚を見るようになり、美しい女の呪霊に誘惑され、狂気に囚われてゆく。やがて殺し合いがはじまり、森から逃れられない兵士たちは次々と命を落としてゆく。そして生き残った2人、ウォルシュとフリーマンは、森の奥で不気味な廃屋を発見した。

そこでウォルシュは、恐るべき真実を語る。輸送機に積まれていたのは、『魔女の記録』。ヒトラーが追い求める“永遠の生命”の秘密が記された極秘文書で、それを持ち帰るのがウォルシュの使命だった。廃屋には、呪いの源である“生命の木”が聳えていた。兵士の血によって魔女が復活した時、本当の“地獄”が、その扉を開く……。

監督・原案・脚本:マウロ・ボレッリ

出演:ロバート・ネッパー ジャクソン・ラスボーン
   ミッキー・ローク

制作年: 2022
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