「『バッドボーイズ』のワンシーンで最新技術のテストをした」大ヒット請負人J・ブラッカイマーが『ジェミニマン』撮影を振り返る!

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ライター:BANGER!!! 編集部
「『バッドボーイズ』のワンシーンで最新技術のテストをした」大ヒット請負人J・ブラッカイマーが『ジェミニマン』撮影を振り返る!
『ジェミニマン』プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー

2019年10月25日(金)より公開中のウィル・スミス主演最新作『ジェミニマン』。製作総指揮を務めたのは、ウィルとは『バッドボーイズ』シリーズ(1995年~)などで旧知のジェリー・ブラッカイマーだ。ハリウッドの大ヒット請負人ことブラッカイマーが、この意欲作についてプロデューサーの視点から語ってくれた。

『ジェミニマン』© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

「ハイフレームレートや4K3D撮影が観客に新たな映画体験を提供するだろう」

―『ジェミニマン』は約16年前から取り掛かっていた企画とのことですが、当時の技術では求めていたイメージが作れなかったということでしょうか?

その通り。企画が動き出したころに、イチからVFXで作り上げた若いウィル=ジュニアというキャラクターを作ってみたが、とてもウソっぽい仕上がりになってしまった。当時の技術では忠実に再現することができず、技術が向上するのを待つことになったんだ。

『ジェミニマン』© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

―ウィル・スミスとは『エネミー・オブ・アメリカ』(1998年)や『バッドボーイズ』シリーズなどでタッグを組んできましたが、改めて彼はどんな才能を持った俳優だと思いますか?

ウィルは素晴らしい俳優だね。周囲の人間にも気を配ることができ、仕事熱心で、共演する若い役者たちに寛容で、助けてあげられる。常に見本となる人物だと思うよ。また一緒に仕事をしたいと思える、才能あふれる人物だね。

―ウィル・スミスに本作への出演をオファーして、どのように口説いたのですか?

とても簡単だったよ。ウィルは俳優になった頃から、いつかアン・リー監督と仕事がしたいと願っていたからね。『ジェミニマン』の監督にアン・リーを起用することになって、ウィルも快く引き受けてくれたというわけさ。とてもシンプルだよ(笑)。

―これまで数多くのエンターテインメント作品を手掛けてきましたが、『ジェミニマン』によって映画界にどんな功績を残せたと思いますか?

新しい技術を使って撮影したんだ。若い頃のウィルをVFXで完璧に再現してみせたし、映画作りにおける制限がなくなってきたことを証明できただろうね。1秒に120フレームというハイフレームレート、それに加えて<4K3D>で撮影した作品はこれまでなかったから、観客に新しい映画体験を提供することができた。3Dは奥行きや深みが明瞭になったことで、映像にブレを感じることが少なくなって、観客の負担も軽減されたんだ。

『ジェミニマン』© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

「『バッドボーイズ』のウィルをVFXに置き換えても、どっちが本物か分からなかったよ!」

―『バッドボーイズ』のシーンを使って、ウィル・スミスのVFXでの再現をテストしたと伺いました。

ウィルとマーティン(・ローレンス)が車を走らせながら会話をしているシーンだね。アン・リー監督は、その中の2カットをVFXで作ったウィルと置き換えた。私と他のスタッフ何人かでその映像を見たよ。正直、どれが本物のウィルで、どれが作られたウィルなのか、まったく見分けられなかったよ! そのテストで私もアン・リー監督も技術に確信を持てたし、本格的に『ジェミニマン』の製作が進むきっかけになったんだ。

―アン・リー監督とタッグを組んで、印象に残ったエピソードはありますか?

アン・リー監督はとても仕事に打ち込む方で、努力を惜しまず、そして疲れを知らない。早朝から深夜までずっと作業を続けることができて、細かいところまでこだわって作っていた。納得できるまで努力するからこそ、彼はこれまで素晴らしい映画を作ることができたんだ。

『ジェミニマン』© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

―コロンビアのカルタヘナやハンガリーのブダペストなど、歴史的な建築物がある都市で撮影されていますが、どうやってロケ地を決めたのですが?

コロンビアのカルタヘナでは必ず撮影をしようと考えていました。他の都市ではパリも候補に挙がっていたが撮影自体にかなり予算が必要なので、アン・リー監督から「ハンガリーのブダペストはどうだろう?」と提案があり、実際に監督が出向いてロケハンしたんだ。彼は美しい建築物に感銘を受けたようで、ブダペストが撮影地に決まったというわけさ。

『ジェミニマン』© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

―アメリカでは『ジェミニマン』に対して、どういった感想がありましたか?

僕の友達はとても気に入ってくれているよ。VFXでイチから人間を作り上げるなんて、勇気のいることに果敢に挑戦したことを讃えてくれたね。それに、1秒に120フレームというハイフレームレートを使ったことにも驚いていたよ。

『ジェミニマン』プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー

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『ジェミニマン』は2019年10月25日(金)より全国ロードショー

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『ジェミニマン』

ウィル・スミス演じる伝説的暗殺者が、政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。襲撃者の正体が若い自分自身だと知り、政府を巻き込むクローン技術の巨大な陰謀に巻き込まれていく、近未来アクションエンターテインメント!

制作年: 2019
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