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「ピカソのド肝を抜いた映画作家」ネリー・カプランの傑作が一挙“日本初”上映!パンフ・コラボ・コメント続々解禁

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「ピカソのド肝を抜いた映画作家」ネリー・カプランの傑作が一挙“日本初”上映!パンフ・コラボ・コメント続々解禁
『パパ・プティ・バトー』©1971 Cythère films – Paris
『海賊のフィアンセ』©1969 Cythère films – Paris
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ネリー・カプラン(1931-2020)

1931年4月11日、ブエノスアイレスに生まれる。ブエノスアイレス大学で経済学を学ぶも、映画への関心からパリへ飛び立つ。1954年、映画監督のアベル・ガンスと出会い、『マジラマ/戦争と平和』(57/※2025年のカンヌ国際映画祭「カンヌ・クラシックス」で上映)を共同監督するほか、『ナポレオン/アウステルリッツの戦い』(60)の脚本・助監督としての参加など協力関係を深めた。以後、いくつかの短編映画作品を監督。1969年に長編劇映画第1作となる『海賊のフィアンセ』が公開。以降、『パパ・プティ・バトー』(71)、『シビルの部屋』(76/日本公開は77年)、『シャルルとリュシー』(79)を発表。
1983年にはドキュメンタリー『アベル・ガンスと彼のナポレオン』を監督し、翌年のカンヌ映画祭・ある視点部門で上映。1991年に長編劇映画第5作であり、最後の監督作となった『愛の喜びは』が公開。1994年、ボストン美術館、シカゴ美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリーが、カプランのレトロスペクティヴを開催。2019年、ニューヨークのQuad Cinemaがカプランのレトロスペクティヴを開催し、『海賊のフィアンセ』レストア版ほか7作品が上映され、その同時代性が<再発見>された。ペンネーム「ベレン(Belen)」でのシュルレアリスム小説の執筆など、著作多数。2020年11月12日、新型コロナウイルスに罹患し、死去。

 

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【「ネリーに気をつけろ!ネリー・カプラン レトロスペクティヴ」上映作品】

『海賊のフィアンセ』(国内劇場初公開)

保守的な村社会から除け者にされるマリーと母。母の死をきっかけに、マリーは村人たちを相手に売春行為をはじめる。男たちを利用して稼いだ金を、必要のない商品の購入で浪費し、彼女のあばら家はモノであふれていく。トリュフォー『私のように美しい娘』、ユスターシュ『ママと娼婦』などで知られるベルナデット・ラフォン主演。ピカソは本作を「ルイス・ブニュエルの最高傑作並みの作風だ」と称賛。カプラン曰く「異端審問官たちを火刑にする現代の魔女の物語」。

『海賊のフィアンセ』©1969 Cythère films – Paris

監督:ネリー・カプラン/脚本:ネリー・カプラン、クロード・マコフスキー、ミシェル・ファブル/撮影:ジャン・バダル/音楽:ジョルジュ・ムスタキ/主題歌:バルバラ“Moi, je me balance”/製作:ネリー・カプラン、クロード・マコフスキー/出演:ベルナデット・ラフォン、ジョルジュ・ジェレ、アンリ・ザルニアック、ルイ・マル、クレア・モーリア、ジュリアン・ギオマール、パスカル・マゾッティ、ジャック・マラン、ミシェル・コンスタンタンほか
1969年|フランス|カラー|107 分|原題:La fiancée du pirate

『パパ・プティ・バトー』(国内劇場初公開)

マルクとその一味は、鈍くさいギャング集団。彼らは大富豪の令嬢クッキーを誘拐する。しかし聡明で蠱惑的なクッキーは、ギャングの構成員を次々と誘惑し、彼らを骨抜きにしていく。そこを付け狙う第三者まで現れ、狂おしいほど滑稽な抗争に発展する。タイトルは童謡 “Maman les petits bateaux” (ママ、小さなお船は)をもじったもの。ミシェル・ブーケ、ミシェル(マイケル)・ロンズデールら名優が脇を固める。

『パパ・プティ・バトー』©1971 Cythère films – Paris

監督:ネリー・カプラン/脚本:ネリー・カプラン、クロード・マコフスキー、ルネ・ギョネ/原作:ジャン・ラボルド “Bande de raptés”/撮影:リカルド・アロノヴィッチ/音楽:アンドレ・ポップ/製作:ネリー・カプラン、クロード・マコフスキー/出演:シーラ・ホワイト、ミシェル・ブーケ、ジュディット・マーレ、ミシェル・ロンズデール(マイケル・ロンズデール)、ピエール・モンディ、シドニー・チャップリンほか
1971年|フランス|カラー|102 分|原題:Papa les petits bateaux…

『シャルルとリュシー』(国内劇場初公開)

シャルルとリュシーの年老いた夫婦は、それぞれ掃除人と無能な骨董品商として、慎ましく暮らしていた。しかしある日、南仏の豪邸を相続したとの知らせを受け、退屈な日常は一変していく。ふたりはさっそく南仏へ向かうが、目当ての豪邸はなかなか見つからず!? エリック・ロメールより数年早く”アレ”を画面に捉えた、スラップスティック・ロードムービー!カプランが占い師役で出演。

『シャルルとリュシー』©1979 Cythère films – Paris

監督:ネリー・カプラン/原案:ジャン・シャポー/脚本:ネリー・カプラン、ジャン・シャポー、クロード・マコフスキー/撮影:ジルベール・サンドス/音楽:ピエール・ペレ/製作:ジャン・シャポー、クロード・マコフスキー/出演:ダニエル・チェカルディ、ジネット・ガルサン、ジョルジュ・クレース、ネリー・カプランほか
1979年|フランス|カラー|98 分|原題:Charles et Lucie

『愛の喜びは』(国内劇場初公開)

文学者ド・ビューラドールは、裕福な一族から家庭教師の仕事を得、南国の孤島へ招聘される。雇い主は妖艶な3人の女。ドー、その娘クロ、クロの娘ジョー。生徒はジョーの妹で13歳のフロだが、外国にいるらしい。やがて三世代の女たちは各々、この新任家庭教師を誘惑していく。そして、ド・ビューラドールは、まだ出会ってもいないフロに心を奪われて……。カプラン、最後の監督作品。

『愛の喜びは』©1991 Cythère films – Les studios de Boulogne – Pathé cinema

監督:ネリー・カプラン/脚本:ネリー・カプラン、ジャン・シャポー/撮影:ジャン=フランソワ・ロビン/音楽:クロード・ボラン/製作:ジャン・シャポー、クロード・マコフスキー/出演:ピエール・アルディティ、フランソワーズ・ファビアン、ピエール・デュクス、ドミニク・ブラン、セシル・サンス・デ・アルバ、ハインツ・ベネント、ジャン=ジャック・モローほか
1991年|フランス|カラー|106 分|原題:Plaisir d’amour

「ネリーに気をつけろ!ネリー・カプラン レトロスペクティヴ」は12月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開

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