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梶裕貴&島﨑信長&内田雄馬が名作『モーリス』を新録吹替え 魅惑の2人にモーリス役の梶が惑わされる

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ライター:#BANGER!!! 編集部
梶裕貴&島﨑信長&内田雄馬が名作『モーリス』を新録吹替え 魅惑の2人にモーリス役の梶が惑わされる
梶裕貴(写真中央)、島﨑信長(写真右)、内田雄馬(写真左)
アニメでは共演が多いが、3人揃っての吹き替え出演は初となる人気声優の梶裕貴、島﨑信長、内田雄馬。作品は、20世紀初頭の青年たちの愛と苦悩を描く名作『モーリス』。今までになくお芝居をぶつけ合った感想を3人に聞いた。

 

20世紀初頭の英国を舞台に描かれる、青年たちの愛と苦悩の物語『モーリス』。1987年に公開され日本でも大きな話題を呼んだ名作が、このたび『モーリス 4K【ムービープラス新録吹替版】』として蘇る。作品の持つ耽美な世界観を、現代の若手声優たちはどのように受け止め、演じたのか──主人公のモーリス・ホールを演じる梶裕貴、モーリスが恋する青年クライヴ・ダーラムを演じる島﨑信長、野性的な魅力でモーリスを惑わせるアレック・スカダーを演じる内田雄馬に聞く。

“人たらし”の2人に挟まれて、惑わされる梶裕貴!?

──CS映画専門チャンネル「ムービープラス」開局30周年記念企画のひとつとして、ジェームズ・アイヴォリー監督が青年たちの愛と苦悩を描写した名作『モーリス』(1987年)の吹替版を今回新たに制作することになりました。モーリス役、クライヴ役、アレック役としてそれぞれオファーがきた際の感想を教えてください。

:恥ずかしながら、僕は今回のお話をいただいて初めて『モーリス』という作品を知ったのですが、新しい吹替版という形でこの名作を視聴者の皆様にお届けできるというのは、とても素敵なことだと思いました。
そういった企画に役者として関わることができるのは本当に光栄なことだと感じています。同時に、役者として収録がとても楽しみでしたし、実際に演じた感想としても、演じ甲斐のある役で非常に楽しかったです。

『モーリス4K』(写真左から)モーリス(ジェームズ・ウィルビー)、アレック(ルパート・グレイヴス)、クライヴ(ヒュー・グラント) 写真:Album/アフロ

島﨑:ムービープラス開局30周年記念として、『モーリス』という名作の“新録吹替版”にクライヴ役として参加させていただけるというのは、本当に光栄なことだと思いました。これまでひとつひとつ積み重ねてきたことが、ここでまたひとつ実ったような気持ちがして、僕自身とても嬉しかったです。

内田:僕も『モーリス』という作品は今回お話をいただいて初めて知りましたが、「名作というのは、何年経っても色褪せないんだなあ」と実感しましたし、約30年という月日を経て、いまの時代にこういったお話を届けることができる、そこにアレック役として参加させていただけるというのは、役者としては大変光栄なことだと思います。
いち視聴者としても楽しみな部分がありつつ、「この作品のテーマや魅力を、視聴者の方にお届けできたらいいな」なんてことを胸に誓い……。

・島﨑:ははは!

島﨑:誓ったんだ!?

:すごいね、誓いが(笑)。

内田:胸に誓っちゃいました(笑)。そういった気持ちで収録に挑ませていただきました。

──モーリス役に梶さん、クライヴ役に島﨑さん、アレック役に内田さんという配役を聞いた際、どのように感じましたか?

:普段から現場でよく会うふたりで、とてもお世話になっていますし、仲良くさせてもらっています。役者としても尊敬しているので、嬉しかったですね。ただ、基本的にアニメで共演しているふたりと、吹き替えで共演するというのは、ちょっと珍しいかもしれないですね。

内田:あ~、そうですよね。

島﨑:そっかあ~。たしかに。

:しかも、こういった大人の雰囲気がある作品で、ここまでお芝居をぶつけ合うというのは初めてだったので、シンプルに楽しみな気持ちがありました。

『モーリス』©1987 Merchant Ivory Productions Ltd. A Merchant Ivory Film in association with Film Four International and Cinecom Pictures

島﨑:僕はですね、今回いちばん絡むシーンが多いモーリス役を、個人的にも非常に尊敬している梶さんが担当されていて……。

:いえいえ(小声で)。

島﨑:ご本人を前にして言うのもなんですが、一歩……いや、一歩以上だな(笑)、先を歩いていらっしゃる梶さんの姿を見て、いつも「ああ、すごいな」と思っているので、今回ご一緒させていただくのがすごく嬉しかったです。
と同時に、もちろんマイク前では肩を並べてお芝居をさせていただくので、「頑張るぞ!」っていう気持ちでいっぱいでしたね。「梶さんのモーリスは絶対いいだろうから、僕も頑張ろう!」って(笑)。

──「絶対いい」とは?

島﨑:モーリスは喜怒哀楽がハッキリしていて、いろんな感情がわーっと出る役ということで、そういう意味でもピッタリというか……梶さんの情緒はすごいんでね。

内田:ははははは!

:「(情緒)不安定」みたく言わないで(笑)。

島﨑:ははは! いやもう、梶さんの情緒のお芝居はすごく伝わってくるので、「これは、クライヴとしても頑張らねば!」と思いました。雄馬くんとは、密にお芝居をするようになったのって最近なんですよね? 最近増えてきて。

:僕もそう。

内田:そうですね、梶さんとも最近ご一緒させていただくことが増えてきましたね。

島﨑:そんななかでも今回のアレックは「まさに雄馬くんらしい役だなあ」って。雄馬くんって、とっても人懐っこくて、いい意味で“人たらし”みたいなところがあるというか……すごくいい後輩なんですよ。

内田:はずかしー!

:いや、ほんとそう。でも、あなた(島﨑さんのこと)も似たとこあるよね?(笑)

島﨑:ははは!

内田:ほんとですよね(笑)。

:だから僕、「面白いな、このふたりに挟まれてるの」って、今すごく思ってるよ(笑)。

内田:そんな僕らのクライヴとアレックに、モーリスは惑わされて(笑)。

:ありがたいですし、嬉しいですよね(笑)。

島﨑:雄馬くんが演じるアレックだったら、まっすぐ(モーリスを)持ってっちゃいそうだなって思いました。

内田:ははは!

内田:僕は最初に台本をいただいたときに、「アレックとしては、モーリスとの絡みがすごく大事になるだろうな」と思っていて。
クライヴとのことがあって、「もう出てこない」とモーリスが思い込んでいる気持ちをガーっと引っ張り出すような役だったので……それって普段の、僕が先輩方に甘えている感じとあんまり変わらないのかもなあと(笑)。

:そうなの? じゃあ、もうアレックだね(笑)。

内田:僕“現代版アレック”なんですよ(笑)。

島﨑:ははは!

:そうかあ。現代版アレックに気持ちを持っていかれちゃいましたね(笑)。

内田:梶さんの気持ちを「出すぞ出すぞ」って。「俺についてきちゃいなよ」みたいな(笑)。でも、そうやってできるのって、やっぱり普段から僕のことを受け止めていただいているおふたりだからこそだと思いますし、おふたりのまた新たな感情の引き出し方を見せていただくことができて、“役者をやることの面白さ”を改めて感じました。

<後編:「人間の美しい部分も醜い部分も表現する」 禁断の愛の名作『モーリス』に新たな声を吹き込んだ、梶裕貴&島﨑信長&内田雄馬が語る

取材・文:とみたまい

 2019年6月16日(日)開催!
『モーリス 4K【ムービープラス新録吹替版】』完成披露イベント

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『モーリス 4K【ムービープラス新録吹替版】』

20世紀初頭イギリス。ケンブリッジ大学でモーリスは同性愛を肯定するクライヴと出会い、恋愛関係をはぐくむ。卒業後も関係は続くかに見えたが、同級生が同性愛者として逮捕され全てを失うのを目の当たりにしてクライヴは激しく動揺し…。
1988年日本公開当時センセーションを巻き起こし、英国美男子ブームの火付け役となった名作。

制作年: 1987
監督:
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吹替: