『捜索者』は、西部劇の顔をしながら、意外なほど人間くさい作品です。ジョン・フォードという巨匠が、西部劇というジャンルを通じて「神話の解体」を成し遂げた記念碑的作品です。ジョン・ウェイン演じるイーサン・エドワーズというキャラクターは、従来の西部劇の英雄像とは異なり、人種差別的な憎悪を抱えた極めてアンビバレントな人物として描かれています。型があるからこそ違いが見えるという、ジャンル映画の醍醐味を『捜索者』は教えてくれます。
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ログインページへ1956年制作の映画
3.5
コマンチ族に弟一家を殺され、二人の姪をさらわれた男イーサン。以来、彼はコマンチ族に対して憎悪を燃やす復讐鬼となった。そして、さらわれた姪たちを求めて、彼は何年も捜索を続けていたのだった。だがやっと探し当てた姪のデビーは、インディアンの言葉を操り、イーサンから逃れようとする。完全なコマンチ族となってしまったデビーに、イーサンは銃を向けるが……。J・フォード&J・ウェインのコンビによる、一人の男の復讐を描いた傑作ウェスタン。(allcinema)
2件のレビュー
『捜索者』は、西部劇の顔をしながら、意外なほど人間くさい作品です。ジョン・フォードという巨匠が、西部劇というジャンルを通じて「神話の解体」を成し遂げた記念碑的作品です。ジョン・ウェイン演じるイーサン・エドワーズというキャラクターは、従来の西部劇の英雄像とは異なり、人種差別的な憎悪を抱えた極めてアンビバレントな人物として描かれています。型があるからこそ違いが見えるという、ジャンル映画の醍醐味を『捜索者』は教えてくれます。
ジョン・フォードという巨匠が、西部劇というジャンルを通じて「神話の解体」を成し遂げた記念碑的作品です。ジョン・ウェイン演じるイーサン・エドワーズというキャラクターは、従来の西部劇の英雄像とは異なり、人種差別的な憎悪を抱えた極めてアンビバレントな人物として描かれています。本作の真の革新性は、モニュメント・バレーという広大な空間を、単なる背景ではなく、登場人物の精神的荒野を投影する鏡として機能させた点にあります。