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「ヒップホップ界隈で愛されすぎ」「いま観ても狂ってる」奇天烈アニメとは?『ファンタスティック・プラネット』復活上映

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「ヒップホップ界隈で愛されすぎ」「いま観ても狂ってる」奇天烈アニメとは?『ファンタスティック・プラネット』復活上映
『ファンタスティック・プラネット』©1973 Les Films Armorial – Argos Films
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ヒップホップ界隈で異常な愛されぶり! 数々のサンプリングネタに

原画と脚色を手がけたローラン・トポールの幻想的かつ不穏なビジュアルは、当時のサイケデリック文化やシュルレアリスムの影響を受けており、観る者に強烈な印象を残す。制作はチェコスロバキアのスタジオで行われ、手描きの切り絵アニメーションという独特の技法が用いられたようだ。

『ファンタスティック・プラネット』©1973 Les Films Armorial – Argos Films

本作の持つ哲学的・政治的メッセージと強烈なビジュアル、そしてアラン・ゴラゲールによる劇伴はヒップホップシーンで特に愛され、KRSワンやリック・ロス、Madlib、J Dilla、ラン・ザ・ジュエルズなどなど様々なアーティストにサンプリングされてきた。日本の某ラッパーは本作のビジュアルをミュージックビデオで大々的に拝借しているほどで、その愛されぶりは他に類を見ない。

『ファンタスティック・プラネット』は4年前に『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』(1974年)と同タイミングでリバイバル上映されたことも記憶に新しいが、今回はルネ・ラルーの代表作を一挙に観ることができるまたとないチャンス。ぜひ劇場でサイケなビジュアル・トリップを楽しんでみては?

「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」は渋谷HUMAXシネマほか全国順次開催中

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