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世界初のレストラン開業の誕生秘話とは!? フランス人シェフの奮闘を描く『デリシュ!』監督が本作に込めた想いを語る!!

世界初のレストラン開業の誕生秘話とは!? フランス人シェフの奮闘を描く『デリシュ!』監督が本作に込めた想いを語る!!
『デリシュ!』©︎ 2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS

世界で初めて庶民のためにレストランを開業したフランス人シェフの奮闘を描く、エリック・ベナール監督作『デリシュ!』が、2022年9月2日(金)より全国公開を迎える。このたび、ベナール監督が本作に込めた想いを語った特別インタビューが解禁された。

フランス革命ならぬ<レストラン革命>!! 世界初のレストラン開業の秘密、教えます

 

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美食の国、フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ『デリシュ!』。1789年、フランス革命前夜。宮廷料理人マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、自慢の創作料理「デリシュ」に、豚の餌とみなされていたジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵(バンジャマン・ラベルネ)に解任される。失意を抱えた彼は、息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れて実家に帰る。ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル・カレ)が現れる。彼女の助けと息子の協力を得たマンスロンは料理を作る喜びを再び見出し、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むとことに。店はたちまち評判となり、公爵が訪れることに……。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代に、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか!? フランス革命と共に訪れる「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が今明らかになる!!

本作の主人公マンスロンを、『キャメラを止めるな!』(2022年)『グッバイ・ゴダール!』(2017年)のグレゴリー・ガドゥボワが演じるほか、『KOKORO』(2016年)のイザベル・カレ『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(2019年)のバンジャマン・ラベルネ『ホテル・ファデットへようこそ』(2017年)のギヨーム・ドゥ・トンケデックが出演する。本作を手がけたエリック・ベナール監督が、銃ではなく厨房機器で自信と誇りを取り戻す料理人像を語る特別インタビューが到着した。

現代社会を生き抜く人々に熱いエール!! エリック・ベナール監督が『デリシュ!』に込めた想い

『デリシュ!』©︎ 2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS

今回、ヴィン・ディーゼル主演の『バビロンA.D.』(2008年)や、リュック・ベッソンと共同脚本の『ブラインド・マン その調律は暗殺の調べ』(2012年)など、脚本家として知られ、『デリシュ!』が7作目の監督作となるエリック・ベナール監督が、本作に込めた想いを語った。

「アメリカには星条旗と開拓者精神、イギリスには孤高性と王族があります。フランス人のDNAに関するプロジェクトを構築する可能性について考えたかった」と語るベナール監督は、母国フランス人の精神を調べるために18世紀の書籍を読んだ。フランス革命の頃、世界初のレストランが生まれたことを知り、「美食という、座って食事をし、陽気な瞬間を共有すると同時に、啓蒙の時代と革命の要素を全て備えているものがそこにあった」と振り返る。しかも「フランスのアイデンティティを形作るものに焦点を当てる」ことができる。こうして“世界で初めてのレストラン”誕生を描く脚本が完成した。

 

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1782年から15年ほどの期間にまたがって誕生した最初のレストラン誕生とフランス革命を重ねた。当時の貴族は「進歩という考えに興味がないので、歴史が動いていることがわからない」から時代の変化に取り残されていく。「彼らはもはや政治的機能も軍事的役割も担っていません。パトリス・ルコントの『リディキュール』(1996年)のような美辞麗句やベルトラン・ダヴェルニエの『祭よ始まれ』(1975年)で描かれる堕落、そして美食」など、特権階級にあぐらをかいた貴族の没落もテーマのひとつとして、ひとりの料理人の奮闘を通して劇的な変化を遂げたフランス革命前夜の物語を紡いだ。

西部劇映画を愛するベナール監督は、料理への情熱を失った主人公マンスロンが、周囲の支えによって自信と誇りを取り戻していく姿は、西部劇の文脈に基づいていると語る。

「私のヒーローは銃の代わりに厨房機器を使います。仕えた権力者に屈辱を味わわされて、それをトランクにしまいます」と、仕事を失い実家に戻ったマンスロンは失意のどん底にいる。だが、「誰かが彼の自信を取り戻させたときにようやく、皆の幸せのために再びそれを手に取るのです。自信を覚醒させるきっかけとしての他者からの視点、というのは私が映画で繰り返し取り組んでいるテーマ」なのだと、ルイーズや息子に支えられて再び料理する喜びを取り戻していく姿を通して、先が見えない現代社会を生き抜かなければならない人々に対する熱いエールを込めた。

『デリシュ!』©︎ 2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS

この秋一番の爽やかな感動が劇場で待っている!フランス革命前夜、自らの表現を信じた料理人が起こしたもうひとつの“美味しい”革命があった!! 映画『デリシュ!』は、2022年9月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!!

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『デリシュ!』

1789年、革命直前のフランス。誇り高い宮廷料理人のマンスロンは、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵に解任され、息子と共に実家に戻ることに。もう料理はしないと決めたが、ある日彼の側で料理を学びたいという女性ルイーズが訪ねてくる。はじめは不審がっていたマンスロンだったが、彼女の真っ直ぐな想いに触れるうちに料理への情熱を取り戻し、ついにふたりは世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことになる。店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう……。 

監督:エリック・ベナール
脚本:エリック・ベナール ニコラ・ブークリエフ
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
音楽:クリストフ・ジュリアン
プロデューサー:クリストフ・ロシニョン フィリップ・ボエファール
出演:グレゴリー・ガドゥボワ イザベル・カレ バンジャマン・ラベルネ ギヨーム・ドゥ・トンケデック

制作年: 2020