“これはフェイク・サッカー選手の物語だ”『カルロス・カイザー サッカー史上最も奇妙な成功者』
“サッカーをしなかった最も偉大なサッカー選手”についてのドキュメンタリー『カルロス・カイザー サッカー史上最も奇妙な成功者』が、8月14日(金)より公開される。このたび、「1998 FIFAワールドカップ」にも日本代表として出場した、鹿島アントラーズ、湘南ベルマーレ元選手の名良橋晃、元サッカー日本代表、サンフレッチェ広島元選手の久保竜彦よりコメントが到着した。
絶対にバレちゃいけない真実がそこにはある
ジーコ、ペレ、ロナウドが出演した南米最大のトーク番組「ジョ・ソアレス・ショー」のゲストに呼ばれた“カイザー”ことカルロス・エンヒキ・ラポーゾを、あなたは知っているか?
元ブラジル代表のレナト・ガウショが「サッカーをしなかった最も偉大なサッカー選手」と呼ぶこの男は、ベベト曰く「サッカーがクソ下手」だったが、今のようにインターネットで情報が入手できるようになる前の1980年代〜1990年代に、その話術と数々の策で印象や情報を巧みに操り、スター選手になりすまし、マフィアの親玉を丸め込むなどして、ジーコやベベト、ロマーリオらのチームメイトとしてフラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマなどのプロのサッカーチームを渡り歩いた。
本作では、ベベトが「笑える1日」と振り返る事件など、カイザーの数々の逸話が本人や当時を知るサッカー関係者らの口から語られる他、当時の映像や写真、再現VTRによって紹介される。インタビューに応えたジーコは「彼はプロサッカーの面汚し」と非難するが、特筆すべきは、2010年に彼自身が明らかにするまで、レポーター、選手、監督、誰一人として、カイザーの嘘を暴露しなかったという事実。それほどまでに人を魅了する、カイザーの魅力とは?フェイクニュースが増えた今、笑いながらも、ファクトチェックの重要性や、自分が詐欺に加担しうる危険性を改めて感じさせる問題作が、遂に日本公開。
サッカーをしなかった最も偉大なサッカー選手“カルロス・エンリケ・ラポーゾ”。人々から“カイザー”と呼ばれた男は巧みな話術や人脈を駆使してブラジルや海外のクラブと契約を結び続け、プロサッカー選手としての経歴を積み続ける。しかし、加入後は故障を装い、練習中にトラブルを起こすなどして公式戦でプレーする状況を徹底的に回避する。さらには、海外クラブやエージェントからのオファーを装うため、偽の携帯電話を使うなどして自らを演出、周囲を欺き続けた。
2003年に26年のプロサッカー選手としてのキャリアを終え、2010年から自らのストーリーを話し始める。しかし、イギリスのドキュメンタリー監督であるルイス・マイルズに、さらなる嘘を突きつけられたカイザーは、遂に、他人の人生を生きた理由を自ら語り始める…。
<コメント>
名良橋晃(元サッカー日本代表・鹿島アントラーズ、湘南ベルマーレ元選手)
果たして、こんな破天荒なサッカー選手が本当に存在したのだろうか…昔からブラジルサッカーに憧れを持っていた私でさえ全く顔も名前も知らなかったが、このドキュメンタリー映画を見て強烈なインパクトを与えてくれた男、カルロス・カイザー!サッカーもVARが導入されて以降マリーシアというずる賢いプレーも出来なくなりつつあるが、この破天荒なサッカー選手はマリーシアという武器1つで成功を手にして、偉大なサッカー選手も数々のマリーシアで翻弄されてしまった。皆さんも十分この男のマリーシアには気を付けてこの映画を思う存分堪能してもらいたい。
久保竜彦(元サッカー日本代表・サンフレッチェ広島元選手)
カイザーさんみたいにサッカーで生き残れるのは、いいなーと思いました。自分的には好きな感じの人だし、愛嬌というかふざけた感じもいいなーと思いました。ブラジルとか南米にはサッカーのいろんなチャンスがあって、サイコーだなと思いました。サッカーは楽しむんだってのが伝わってきました。ジーコが本気で怒ってたのも良かったです。監督のこと思い出しました。
『カルロス・カイザー サッカー史上最も奇妙な成功者』©2017 NODS AND VOLLEYS PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED
『カルロス・カイザー サッカー史上最も奇妙な成功者』は8月14日(金)より全国公開