マッツ・ミケルセン、日本を舞台にした映画に出るなら「侍を演じたい」 『さよなら、僕の英雄』オフィシャルインタビュー到着
アナス・トマス・イェンセン監督最新作『さよなら、僕の英雄』が、現在全国上映中だ。このたび、マッツ・ミケルセンのオフィシャルインタビューとコメント映像が解禁となった。
デンマークで歴代興行記録を塗りかえる大ヒット!
『愛を耕すひと』(2023)などの脚本でも知られてきたアナス・トマス・イェンセンの監督6作目。これまで『ブレイカウェイ』(2000)、『アダムズ・アップル』(2005)、『ライダーズ・オブ・ジャスティス』(2020)などすべての作品でマッツ・ミケルセンとタッグを組み、最新作となる『さよなら、僕の英雄』では”北欧の至宝”ことマッツが記憶を失った兄・マンフレルを演じ、かつて見たこともない独特なキャラクターで新境地を開いている。弟・アンカー役には同じくこれまでイェンセン監督作品に出演し続けているニコライ・リー・コス。
2025年に開催された「第82回ヴェネチア国際映画祭」アウト・オブ・コンペティション部門でワールドプレミア上映され、大きな反響を呼んだ本作。本国デンマークでは実写映画における興行記録を塗りかえて歴代1位に輝き、同国のアカデミー賞たるロバート賞では13部門14ノミネートを果たして観客賞を受賞した。
服役を終えたアンカーが15年ぶりに再会した兄マンフレルは、事件の際に預かった大金の隠し場所を失念。自分をジョン・レノンだと思い込んでいる兄の記憶を呼び起こすためにビートルズを再結成したり、あの手この手でアンカーは大金を探すが……。人間のアイデンティティの混乱、喪失、再生といったテーマを探求してきたイェンセン監督が「人々の視線の変化」に焦点を当て、奇想天外で未だかつてない珠玉のドラマが誕生した。
主演を務め、記憶を失った兄・マンフレルを演じたマッツ・ミケルセンは、今回スタントにも自分で挑戦。「スタントマンにお願いした部分もありますが、可能な部分は自分でスタントをしています」と語る。劇中では、小さな窓から勢いよく飛び出すシーンもあり、驚異的な身体能力でスタントをやってのけたとイェンセン監督も驚いた様子を見せていた。演じたのは自分のことを”ジョン・レノン”だと思い込むマンフレル役。「大人ではなく、6才の子どもだということを意識しました。笑顔などの演技もそうです」と繊細さと純粋さをいかに表現できるかこだわったという。非常にクセのあるキャラクターもたくさん出てくる作品だが、イェンセン監督の長編映画にはこれまで全て出演し、これが6作品目。「彼の作品は絶対的な狂気のなかに詩的な部分があり、それでいて世界についての深淵なことを伝えてくれます」と監督の魅力を話し、続けて「お互いをよく知っていると怠けてしまうこともありますが、僕らは常に限界突破しようとしています」と一緒に仕事をする際の姿勢を明かした。
また、弟のアンカーを演じたニコライ・リー・コスともこれまで何度も共演し「イェンセン監督の作品に参加し続け、共犯者のような存在です。対照的な役を演じることが多かったり、さまざまな面で助けられています」と全幅の信頼を寄せる様子が窺えた。日本には何度も足を運んでいるマッツから見た日本は「歴史、文化、食、人。すべてが魅力」だといい、日本を舞台にした映画に出演する際には「侍を演じたい」と即答。日本映画への出演にも期待したい。
コメント映像では、作品の魅力を「美しくも狂気的な物語」「ある兄弟が再会し、お互いを見つめ直していく」とアピールし「ぜひ劇場でお楽しみください」と締め括った。
『さよなら、僕の英雄』© 2025Zentropa Entertainments4ApS & Zentropa Sweden AB.
『さよなら、僕の英雄』は全国上映中