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まさに「ラリワニ」パニック!既視感ありすぎ“薬物×動物”映画『ドラッグ・ゲイター』は単なる便乗モノに非ず?

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ライター:#BANGER!!! 編集部
まさに「ラリワニ」パニック!既視感ありすぎ“薬物×動物”映画『ドラッグ・ゲイター』は単なる便乗モノに非ず?
『ドラッグ・ゲイター』©2024 Acme Holding Company, LLC.

クマの次はワニだ! 異例ヒット作に便乗?

2023年に公開されたアニマルパニック『コカイン・ベア』のことは、映画ファンならば当然ご存知だろう。密輸人が運んでいた大量のコカインを巨大なクマが“うっかり”食べてしまったことから始まる、文字通りラリパッパな快作コメディは、制作側も予期していなかった世界的なヒットを記録。名優レイ・リオッタの遺作となったこともあって幅広い層に受け入れられた。

そんな『コカイン・ベア』が本国で公開された直後、映画制作スタジオ<アサイラム>が公式Xで「この夏、あなたの命を狙いに来る」というキャプションを添えて1枚の画像を投稿。『Attack of the Meth Gator』と銘打たれたペライチのビジュアルに、全映画ファンが“『コカイン・ベア』の便乗作品だ”と秒で理解したのだった。

 

 

真の元ネタは“ウソみたいなホントの騒動”だった?

しかし、数カ月後に『Meth Gator(原題)』として公開されることになる本作は2019年、米テネシー州の警察による“異例の注意勧告”が真のインスパイア源だという情報もある。それは「メタンフェタミンなどの薬物を下水に流すな」という、つまり「最終的にテネシー川を下ってワニの体内に入る可能性があるから」という信じがたいものだった。

このワニへの“メス被害”の信憑性について、生物学者は困惑しつつも「馬鹿げた考え」と一蹴しており、ワニの危険性を過度に誇張することについても批判。ただ、考えてみれば『コカイン・ベア』も実話ベースであることが話題を呼んだので、あながち“あり得ない”と切り捨てることもできないだろう。

『ドラッグ・ゲイター』©2024 Acme Holding Company, LLC.

ついに『ドラッグ・ゲイター』という分かりやすい邦題を冠して日本に上陸した本作。当然そのへんの事情は関係ないものの、安易な便乗とかアイデア一発のバカ映画とは言い切れない、現実世界における“ウソみたいなホントの騒動”をパニック映画として換骨奪胎した、愛すべき低予算映画ということは覚えておきたい。

『ドラッグ・ゲイター』©2024 Acme Holding Company, LLC.

ちなみに違法薬物と危険動物の組み合わせについて、多くの映画ファンが「サメ映画にも転用されそうだな……」と脳裏をよぎったかと思うが、当然のように『KANIZAME シャークラブ』(※原題はズバリ『Cocaine Shark』)の名で映画化されていることを付け加えておく。

ラリワニパニック映画『ドラッグ・ゲイター』の物語を(一応)紹介

アメリカ・フロリダ州のとある島。警察に追われた密売人が、沼地に落とした大量の麻薬。それを、あろうことか巨大なワニが喰ってしまった……! 完全にラリったワニは暴走し、見境なく人間を襲いはじめる。

『ドラッグ・ゲイター』©2024 Acme Holding Company, LLC.

麻薬捜査官のダンテ、ワニ狩り名人のビスロたちは、島を救うため怪物退治に立ち上がるが、犠牲者は増えてゆくばかり。その間にもヤツは麻薬の作用により、ますます巨大に、凶暴になっていく。

完全に“ジャンキー”と化したワニが麻薬製造のアジトを襲うと予測したダンテは、罠を仕掛けて化け物に戦いを挑むが……。

『ドラッグ・ゲイター』©2024 Acme Holding Company, LLC.

『ドラッグ・ゲイター』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2026年2月放送

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『ドラッグ・ゲイター』

アメリカ、フロリダ州のとある島。警察に追われた密売人が大量の麻薬を沼地に落とし、それを巨大ワニが食べてしまう。完全にラリったワニは、麻薬の作用でさらに巨大化し、見境なく人間を襲い始める。麻薬捜査官のダンテ、ワニ狩り名人のビスロたちは島を救うため、この凶暴な怪物退治に立ち上がる!

監督:クリストファー・ダグラス・オーレン・レイ
出演:ラロン・マルゼット レイ・アセベド ヴァネッサ・タマヨ

制作年: 2023