【2026年10月23日(金)~24日(土)公開の海外映画9選】
🎞️『BOSS/ボス』
ギャングのカリスマボスを支え、組織のために抗争を生き抜いてきた3人の男たち。
ボスが不慮の死を迎え、後継者候補となった3人だが、本命のスンテも、対抗馬のガンピョもやる気ゼロ。唯一、やる気満々のパノは人望ゼロだった!
次期ボスの座を巡る混迷が極まる中、組織に潜入したものの身元バレバレのダメ警官も巻き込んで、いま、前代未聞の後継者譲り合い合戦が始まる!
生真面目なボスの本命候補スンテに、『国家が破産する日』『SEOBOK/ソボク』など変幻自在な演技で、韓国の「映画俳優ブランド評価」で1位となっているチョ・ウジン。ダンスに目覚めて興味ゼロの対抗馬ガンピョに、TVドラマ「ごめん、愛してる」のチョン・ギョンホ。ボスになる気まんまんなのに、上からも下からも信頼されていない残念な大穴候補パノに、『犯罪都市』シリーズのコメディリリーフで人気者となったパク・ジファン。ストーリーを引っ掻き回す身元バレバレの潜入警官テギュに、『無垢なる証人』や大ヒットTVドラマ「秘密の森」で評価を高めたイ・ギュヒョン。昔気質のボス、テスに、『工作 黒金星と呼ばれた男』『しあわせな選択』など大統領からダメ男まであらゆる役を完璧にこなす名優、イ・ソンミン。韓国映画で見ないことはない実力派俳優が全力でコメディに挑む。
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🎞️『もしもの愛』
会社を解雇された労働者とその妻。ドキュメンタリー映画監督とその夫。思いがけず出会った2組の夫婦は、それぞれが抱え込んできた隠れた欲望と向き合いながら、揺れ動く心の奥底へと踏み込んでいく……。
社会のひずみが個人の生活に影を落とす現代において、 彼らの選択と葛藤は、観る者の感情を深く揺さぶるヒューマンドラマと して立ち上がると同時に、社会問題に迫る鋭い視線をも宿している。
『ペパーミント・キャンディー』 『オアシス』『バーニング 劇場版』などで知られるイ・チャンドン監督の8年ぶりとなる長編新作映画。
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🎞️『進行曲 マーチングボーイズ』
1990年代の台北。台湾屈指の進学校・建国高校に通うジャン・ハオは、医学部進学を望む父親の期待を背負いながら学生生活をおくっている。ある日、マーチングバンド部の活動に興味をもったジャン・ハオは父親に内緒で入部。天才肌の問題児リウ・ジーチュワン、優等生の部長タイチェンらとともに部活動に励むが――。
廃部の危機にあるマーチングバンド部の存続を求め、仲間と心を一つに合わせる男子高校生の青春と成長を、実話をもとに描いた感動作。エモーショナルな1990年代の空気と、どこかノスタルジックな台湾の風景、そして男子高校生たちが奏でるマーチングバンドのパワフルな音色と圧巻のパフォーマンスが、心に深く響く。
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🎞️『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』
ストップモーション技術を用いたクレイ・アニメーションの長い伝統を持ち、アカデミー賞®を4度受賞するなど世界で常に高い評価を獲得してきたアードマン・アニメションズ。その記念すべき50周年の記念イヤーに、あのひつじたちが長編映画になって帰ってきた!
映画版第1作では街へ、第2作では宇宙へと飛び出したショーン。今回はハロウィンの準備に浮足立つ牧場に謎の怪物が現れ、仲間たちと力を合わせて大切な牧場を守るために大奔走!本作は世界中で愛されてきたショーンの世界に、これまでになかった“ホラー”のテイストを加えた劇場版長編アニメーション・シリーズ第3弾。
ショーンと仲間たちが暮らす牧場は、ハロウィンの準備まっさかり。ある日、牧場主が大切なかぼちゃ畑をめちゃくちゃにしてしまったから、さあ大変!
問題を解決しようとショーンが謎の薬を開発したことで、事態はますます大騒動に。牧場主が行方不明になり、なんと、もじゃもじゃの怪物まで現れてーー。
はたしてショーンたちは、牧場主を見つけ出し、牧場を守ることができるのか!?
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🎞️『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』
相次ぐ店の失敗と離婚で人生のどん底にいたヒリーは、再起を懸けてカントリーバー「CBGB」を開業する。ステージも配線も水回りもDIYだ。しかし、店は閑古鳥が鳴くばかり。そんなある日、無名のロックバンド、テレヴィジョンが現れる。唯一の出演条件は“オリジナル曲”。
聴いたことのない独特なギターサウンドと「知るもんか」(I Don’t Care)とニヒルに歌う彼らに、ヒリーは「何かある」と予感する。やがてCBGBには才気あふれる“何かある”若者たちが次々と集結し、夢破れた男の、ちっぽけなバーは世界のロックシーンを変える“パンクの聖地”へと変貌していくのだった。
1970年代中頃のニューヨーク。荒廃したロウアー・イーストサイドの片隅にあった小さなライブハウスCBGBは、後にパンク誕生の地として音楽史に名を刻むことになる。本作は、CBGBの創設者ヒリー・クリスタルと、名も無き若者たちが新たな音楽シーンを発生させた過程を描く伝記ドラマだ。
2002年ロックの殿堂入りの際に、トーキング・ヘッズのデビッド・バーンは「もう一度ヒリーに感謝したいと思います。僕たちが活動を始めた頃は、オリジナル曲を演奏できるクラブなんて本当にほとんどなかったんです。」とスピーチで語った。本作にはアラン・リックマンやルパート・グリントのほか、フー・ファイターズのドラマーで2022年に亡くなったテイラー・ホーキンスも出演。
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🎞️『URCHIN/アーチン』
ロンドンの路上で寝泊まりを続けるマイクの一日は、割と忙しい。
道ゆく人に小銭をせびる。開店前のレストランで携帯を充電する。公園の炊き出しに並ぶ。
日が陰るとひとけのない場所に段ボールを並べ、その上にシートを敷いて体を横たえる……。
こんな暮らしを5年以上も続けている。ある日、親切にしてくれた男性から衝動的に金品を強奪し、逮捕されてしまう。
出所後は再起を誓うものの、順調にいきかけた暮しはふとした拍子に脆く崩れていく。
彼を待つのは破滅か、それとも……。
初主演作『逆転のトライアングル』がいきなりカンヌでパルム・ドールを受賞、『ベイビーガール』でハリウッドスターの仲間入りを果たしたハリス・ディキンソンの初監督作品は、生活力なしモラルなしの“はみ出し者=Urchin(アーチン)”が、心底変わりたいと切望しながら、なぜか全力でクズを全うするアンビバレント・ムービー。
ハリスのロンドンでのホームレス支援活動が生かされた本作は、カンヌ国際映画祭<ある視点>部門で主演のフランク・ディレインが最優秀男優賞に輝き、国際映画批評家連盟賞とW受賞となった。その後も世界の映画祭で快進撃を続けている。
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🎞️『Blue Heron/ブルーヘロン』
1990年代後半の夏、8歳の少女サーシャはハンガリー系移民の家族とともにカナダ・バンクーバー島に移り住む。豊かな自然に囲まれた土地で、サーシャは兄たちや新しい友人たちと過ごしながら、少しずつ居場所を見つけていく。
しかし、一番上の兄ジェレミーは「問題行動」を繰り返し、家族は限界を迎えつつある。両親はジェレミーの問題を専門家たちに相談する中、困難な選択を迫られていた。20年後、映画監督となったサーシャは、カメラを手に家族の過去をたどり始める……。
監督はハンガリー系カナダ人の新鋭ソフィー・ロムヴァリ。本作が長編デビュー作だが、ロムヴァリが短編作品で約10年間取り組み続けてきた「家族の記憶」「喪失」「写真や映像による記憶の再生」というテーマの集大成であり、半自伝的な作品である。ロムヴァリは、本作では自身の家族との実体験をもとに、幼少期の記憶をフィクションとして再構築した。
プライベートな経験に即しながら、誰もが抱える「理解したいのに理解しきれない大切な人」の存在をめぐる物語へと展開した本作は、昨年のトロント国際映画祭最優秀カナダ映画新人賞受賞など、世界各地の映画祭を席巻。2026年に北米で劇場公開されるや、映画評論サイト「ロッテントマト」で批評家支持率98%を記録し、レビュー収集サイト「Metacritc」2026年上半期第1位、老舗メディア「Variety」の上半期ベスト映画10選に選出されるなど圧倒的な評価を得ている。世界規模の映画レビューサイト「Letterboxd」でも、「映画だけが成し遂げられる魔法」「優しく胸を締め付ける」など絶賛が相次ぎ、「2026年上半期もっとも高い評価を得た作品」ランキングで6位に選ばれるなど、観客からも深く愛される作品となっている。
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🎞️『ジュディ・シル 贖罪のシンガーソングライター』
1970年代、ウエストコースト・サウンド全盛期、ジュディ・シルというシンガーソングライターがいた。
アサイラム・レコードの第1号アーティストとして自身の名を冠したアルバム『ジュディ・シル』で華々しくデビューするも、わずか数年で姿を消す――
波乱万丈な人生と、今なお愛され続けるカリスマ的才能を、豊富な本人映像と資料で再発見するドキュメンタリー。
監督のブライアン・リンドストロームとアンディ・ブラウンは、9年間かけて集めたジュディ・シル本人の日記や絵画、楽譜、当時の記事、アーカイブ映像や写真といった膨大な資料を発掘。早逝ゆえに数少ないジュディの歌唱シーンや肉声などの貴重な本人映像はもちろん、彼女と同世代のスターであるジャクソン・ブラウン、グラハム・ナッシュ、J.D.サウザー、リンダ・ロンシュタットらに加え、影響を受けた若い世代のフリート・フォクシーズやビッグ・シーフらの証言を絡めながら、ジュディの音楽の魅力と人物像を現代によみがえらせた。さらに、彼女が遺した直筆のイラストや手記をアニメーション化し、謎多きジュディの内面世界を描き出す。
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🎞️『NAZA ナザ』
「ガザの標的1人の殺害に、500人の“NAZA=民間人の巻き添え”が承認されていた」
イスラエル軍関係者24名の証言が浮き彫りにする、現代の〈虐殺を可能にするシステム〉
2023年10月7日以降、イスラエルによるガザへの攻撃による犠牲者は7万3千人以上にのぼる。その大半は民間人だ。イスラエル軍は表向きには「民間人の犠牲は最小限に努めている」と主張するが、実際には民間人に被害が及ぶことを組織的に承認したうえで大規模攻撃を遂行していた——
本作は、夜の暗闇の中、テルアビブのとある建物の屋上でイスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームとラヘル・ショールがイスラエル軍の兵士や諜報員24名に極秘インタビューを行い、ガザで行われている民間人虐殺について「どのような指令を受けたのか?」「何をしたのか?」と証言を引き出していくドキュメンタリーだ。
タイトルの「NAZA」とは、イスラエル軍が「標的」であるハマスの構成員を攻撃する際に、犠牲になると予測する「民間人の巻き添えの数」を表す軍事用語。犠牲を人数ではなく「NAZA」と値を置き換えることで、彼らをひとりの人間としてではなく「数字」や「図形上の点」として認識し、実行者である兵士たちが攻撃任務を作業のように遂行できるように「システム化」していることが本作で明かされる。
監督のふたりは、「私たちはイスラエル人の映画製作者でありジャーナリストであるという立場から、ある使命感を持ってこの映画を制作しました。それは、私たちの国イスラエルが行っている、パレスチナ民間人の大量虐殺の背後にある「システム」を検証しなければならないというものです」とその決意を語る。
彼らの意志に応えるように、『戦場でワルツを』の監督アリ・フォルマンをはじめとするイスラエル人の映画作家たちや、『オールド・オーク』の監督ケン・ローチ、『アクト・オブ・キリング』の監督ジョシュア・オッペンハイマーら多数の映画人が監督ふたりを支持する声明を出し、連帯の輪は大きく広がっている。