劇場を席巻した一本が、配信でも頂点に立った。同じ週、“レゴ”になった『ONE PIECE』も世界5位に入っている。
日本のアニメは、もう「海外でも人気」などという段階にいない。
Netflixが発表した9月28日からの週の世界ランキング。非英語映画部門の1位は『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』だった。視聴数は640万。吾峠呼世晴の漫画のうち、最終決戦の舞台となる無限城での戦いを描いた一本である。
鬼滅、劇場から配信へ
日本での公開は2025年夏。映画館で観た人も多いはずだ。あの上下左右が入り乱れる城の映像は、大きな画面のために作られていた。それが配信に降りてきても、世界中でいちばん観られている。作品の地力というほかない。
レゴの麦わらの一味も
同じ週、もう一つ日本発の名前がある。英語シリーズ部門の5位に入った『LEGO ONE PIECE』だ。2部構成のアニメ特別編で、視聴数は380万。尾田栄一郎の海賊たちが、ブロックの姿で世界の居間に現れた。
実写版『ONE PIECE』を成功させたNetflixが、今度は子ども向けの入り口を用意したことになる。原作を知らない幼い視聴者が、ここから航海を始める。
数字の読み方
念のため書いておく。この順位は、Netflixが自社で集計し公表しているものだ。視聴数は、総視聴時間を作品の長さで割った値である。他社の配信や劇場の成績とは比べられない。
それでも、世界190を超える国と地域で配信されるサービスの頂点に、日本語の作品が当たり前のように座っている。この光景の意味は大きい。