カンヌ映画祭ついに開幕！『ドライブ・マイ・カー』ほか関連作＆西島秀俊主演作をムービープラスで特集放送

是枝裕和監督『怪物』や役所広司主演のヴィム・ヴェンダース監督作がコンペティション部門に、北野武監督『首』がカンヌ・プレミアに出品されるなど、2023年も話題が尽きないカンヌ国際映画祭。CS映画専門チャンネル ムービープラスでは、歴代のカンヌ受賞作品や関連作を5月16日の映画祭開幕に合わせて5日連続で特集放送する。

この放送では、日本映画初となる脚本賞ほか4冠に輝いた濱口竜介監督・西島秀俊主演『ドライブ・マイ・カー』をはじめ、柳楽優弥が史上最年少で男優賞を受賞した是枝裕和監督『誰も知らない』、そして木村拓哉も出演したウォン・カーウァイ監督のカンヌ関連作など、今こそ観ておきたい作品をラインナップ。また、北野監督作『首』に出演する西島秀俊の過去主演作も5月20日より一挙放送する。

『2046[4Kレストア版]』©2004 BLOCK 2 PICTURES INC. (C) 2019 JET TONE CONTENTS INC.

【特集：カンヌ映画祭スペシャル2023】

『ドライブ・マイ・カー』（2021年）

西島秀俊主演、村上春樹の同名短編小説を濱口竜介監督が映画化。第94回アカデミー賞国際長編映画賞、第74回カンヌ映画祭4冠などに輝いたヒューマン・ドラマ。

舞台俳優で演出家の家福は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。だが音は秘密を残して突然この世を去る。2年後、演劇祭のために愛車で広島を訪れた彼が出会ったのは、寡黙な専属ドライバー・みさきだった。彼女と過ごすうちに、家福はそれまで目を背けていたあることに気付かされていく。

©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

『誰も知らない』（2004年）

当時14歳の柳楽優弥がカンヌ映画祭男優賞を受賞した、是枝裕和監督のヒューマン・ドラマ。母親に置き去りにされた4人の兄妹の生活を描く。

秋。都内の2DKのアパートに、母親と4人の兄妹が引っ越して来る。それぞれ父親が違う子供たちは学校に通ったことがなく、3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と、長男に「妹弟の世話を頼む」という短いメモを残して姿を消してしまう。

『花様年華[4Kレストア版]』

トニー・レオン×マギー・チャン共演、監督・脚本ウォン・カーウァイ。既婚男女の切ない恋を描いたラブ・ストーリー。第53回カンヌ映画祭男優賞ほか、様々な映画賞を受賞。

1962年香港。新聞記者のチャウと商社で秘書として働くチャンは、同じ日に同じアパートへ越してきた。隣人同士となった2人は大家の仲立ちもあり親しくなるが、ある日、お互いの伴侶が不倫関係にあることを知ってしまう。それ以来、2人は共犯めいた密かな関係を育んでいくが……。

※4Kレストア版をマスターとした2Kダウンコンバート放送

『ブエノスアイレス[4Kレストア版]』

レスリー・チャン×トニー・レオン共演、監督・脚本ウォン・カーウァイ。
傷つけ合い、惹かれ合う、男同士のせつない愛をアルゼンチンを舞台に描く。カンヌ映画祭監督賞受賞作。

南米アルゼンチンへやってきた、ウィンとファイ。幾度となく別れを繰り返してきた2人は、ここでも些細な諍いを繰り返し別れてしまう。その後、ファイがブエノスアイレスのタンゴ・バーで働いていたところ、ウィンと再会を果たすが……。

※4Kレストア版をマスターとした2Kダウンコンバート放送

『2046[4Kレストア版]』

トニー・レオン×木村拓哉×チャン・ツィイー共演、監督・脚本ウォン・カーウァイ。未来が交錯する恋物語を描いた壮大なSFラブストーリー。

舞台は1967年・香港、ひとりの《男》が、近未来小説を書いている。タイトルは「2046」。登場人物は、《2046》を目指し、ミステリートレインに乗り込む。そこに行けば、“失われた愛”をみつけることができると信じて。だが、それが真実かは誰も知らない。―ひとりの《男》を除いては。

※4Kレストア版をマスターとした2Kダウンコンバート放送

© 2004 BLOCK 2 PICTURES INC. © 2019 JET TONE CONTENTS INC.