テーマはPTSD問題 リアル退役軍人の監督が描く恐怖の“人間狩り”アクションスリラー『The Stalking Fields』

テーマはPTSD問題 リアル退役軍人の監督が描く恐怖の“人間狩り”アクションスリラー『The Stalking Fields』
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アメリカのインディペンデント映画配給会社「Gravitas Ventures(グラヴィタス・ベンチャーズ)」が送る最新作『The Stalking Fields(原題)』が、本国でデジタル配信中だ。

兵士のPTSD治療のための秘密計画とは?

本作はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えた兵士たちによる“人間狩り”を描くアクションスリラー。一般人のグループが、米軍兵士のPTSDを治療するための秘密計画に巻き込まれていることに気づき、自由を求めて逃亡する……というストーリーだ。

予告編は、米軍による新たなPTSD治療プログラム「The Stalking Fields」の開始を告げる音声で始まる。覆面をつけて森の中へ連行されてきた人々が突然、銃を持った兵士たちから狙われ、恐怖に怯えながら逃げ惑う。

物語のあらすじとして、「米軍は兵士のPTSDを含むあらゆる不測の事態に対応するシステムを構築している。米軍が最強の兵士たちを精神疾患によって失うことはない。“The Stalking Fields”とは米政府が兵士を殺人マシーンに戻すべく治療する場所なのだ」と紹介されている。

退役軍人の監督と軍人家庭で育った脚本家兼俳優

本作はドラマ『ワイルド・ウェスト ー伝説の男たちー』(2016年)などに出演する俳優であり、退役軍人でもあるリック・マドックスの監督デビュー作。脚本は、『2バッドガイズ』(2018年)に出演するショーン・クランプトンと、ドラマ『If Loving You Is Wrong(原題)』(2014年~2020年)に出演するジョーダン・ワイズリーが出掛けている。

クランプトンとワイズリーは個人的な体験に基づいて脚本を書き上げたとのことだが、実際に軍人の家庭で育った2人はPTSDが引き起こす問題をテーマにした映画を作る重要性を感じていたようだ。

脚本の2人とマドックス監督は演技経験があり、本作にも俳優としても出演。ほかに、ドラマ『The Fix(原題)』(2019年)のテイラー・カルパ、『リトル・シングス』(2021年)のアダム・J・ハリントン、『ウォーキング・デッド』のスピンオフドラマ『テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題)』(2022年)のレイチェル・マルコリアン、『Come Out Fighting(原題)』(2016年)のリチャード・O・ライアンらが出演している。

『The Stalking Fields』は日本での劇場公開/配信は未定

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