監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔、映画『そして僕は途方に暮れる』 大澤誉志幸のED曲を使用した特別映像

監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔、映画『そして僕は途方に暮れる』 大澤誉志幸のED曲を使用した特別映像
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

2023年1月13日(金)より全国公開となる映画『そして僕は途方に暮れる』より、大澤誉志幸によるエンディング曲を使用したスペシャル映像が公開。楽曲の配信も開始された。

大澤誉志幸が「そして僕は途方に暮れる」を新たに歌う

『そして僕は途方に暮れる』は2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台で、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化が実現。

このたび映画用に新アレンジを加え、大澤誉志幸本人が新たに歌ったエンディング曲「そして僕は途方に暮れる 2023 movie version」を使用したスペシャル映像が公開となり、楽曲の配信も開始となった。

本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく、逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。

脚本・監督を務めるのは、『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔だ。

藤ヶ谷はばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として新たな魅力を放つ。さらに、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結した。

映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用。大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱し、この物語の余韻を心に刻む。

この「そして僕は途方に暮れる 2023 movie version」を使用したスペシャル映像で映し出されているのは、藤ヶ谷演じる主人公・裕一の“逃げ続ける人生”。些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切って、逃げて、逃げて、逃げまくる様はもちろんのこと、逃げるごとに裕一がひとり見せる表情は、人間誰しもが一度は持ったことがある「逃げたい」という心理を、実際に「逃げてしまった」裕一を通しリアルに描く。

原曲を知っている世代にも、知らない世代にも、どこか懐かしく、そして新しいエモーショナルな楽曲にのせて、初お披露目のシーンがちりばめられた、本作の魅力が詰まった映像となっている。

最初は仮タイトルだった

三浦大輔監督は「物語と歌の歌詞が完全にリンクしているわけではないですが、交わる部分はたくさんあり、その余白も含めて、映画を観終わったあと、その先の主人公の姿に思いを馳せるエンディングになったのではと思っております」と作品とエンディング曲のシナジーに自信をのぞかせる。

本作の原作となる舞台版『そして僕は途方に暮れる』を三浦監督が執筆していた段階では、実はタイトルは(仮)だった。が、あまりに「そして僕は途方に暮れる」という文言が作品の内容とフィットしていたことから“(仮)”が取れて、正式な作品名に。

三浦監督も私たちプロデューサー陣も楽曲としての『そして僕は途方に暮れる』を使用すべきかどうかは本当に悩みました。一世を風靡した名曲なだけに、それは期待通りなのか、予定調和なのか? 実際にエンドロールに原曲を仮で当ててみたり、音楽を担当された内橋(和久)さんの劇伴を当ててみたりを何度も繰り返して。最終的に監督が出した答えは、内橋さんによる映画版のアレンジで大澤さんに歌唱をお願いすること。結果、大澤さんの歌入れを生で聴いて感動し、ようやく映画が完成することを実感しました。内橋さんの素晴らしいアレンジと快諾してくださった大澤さんに感謝の言葉しかありません。
(小西啓介プロデューサー)

こうして、本作と楽曲のコラボレーションが実現、この音像も映画『そして僕は途方に暮れる』を深い味わいへといざなう大切な要素のひとつとなっている。

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員

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