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ウィル・スミスがクリス・ロックに強烈ビンタ!! 二人は共演者であり長年の友人同士!? アカデミー賞授賞式から一夜明けてスミスが謝罪文を公開

ウィル・スミスがクリス・ロックに強烈ビンタ!! 二人は共演者であり長年の友人同士!? アカデミー賞授賞式から一夜明けてスミスが謝罪文を公開
Andrea Raffin / Shutterstock.com - Kathy Hutchins / Shutterstock.com

現地時間2022年3月27日に開催された“世界最高峰の映画の祭典”と呼び声高い第94回アカデミー賞授賞式。主演男優賞を受賞した俳優のウィル・スミスが壇上で、プレゼンターのクリス・ロックに強烈ビンタをするハプニングが発生!! 世界中から注目を集めるアカデミー賞で前代未聞の迷場面となってしまった2人に一体何があったのか!?

第94回アカデミー賞は、聴覚障害のある家族を持つ少女を描いた『コーダ あいのうた』が作品賞を受賞した。同作に出演したトロイ・コッツァーが男性のろう者では史上初の助演男優賞を受賞し、助演女優賞を受賞した『ウエスト・サイド・ストーリー』アリアナ・デボーズは、クィアを公表した有色人種では史上初のオスカーを手にした俳優となり、史上初の快挙が連発した。世界中の映画祭で話題になっていた濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』は、作品賞は逃したものの、日本映画としては『おくりびと』以来13年ぶりとなる国際長編映画賞を受賞した。

ウィルがクリス・ロックを平手打ち!! 史上最悪の放送事故に世界中が困惑

世界中の人々が注目する第94回アカデミー賞授賞式で、前代未聞のハプニングは起きた。長編ドキュメンタリー映画賞のプレゼンターをつとめるクリス・ロックが壇上で、いろいろなジョークを披露した際、脱毛症を患うウィルの妻ジェイダ・ピンケット=スミスを揶揄するジョークを飛ばした。最初は苦笑していたウィルは壇上に上がり、ロックに強烈な平手打ちを浴びせた。あまりにも突然の出来事に、会場と視聴者は「仕込まれた寸劇?」かと一瞬目を疑ったが、席に戻ったウィルが「妻の名前を口にするな!」と放送禁止用語をまじえて激怒している姿が映され、授賞式を放送する米ABCは音声をカットする事態に見舞われた。ウィルは、念願の初受賞となった主演男優賞の受賞スピーチで、同賞とノミネートされた俳優陣に対して謝罪をしていた。

アカデミーがウィルを非難 警察による正式調査が開始

同映画祭を主催する映画芸術科学アカデミーは、事件を受けて「アカデミーはいかなる形の暴力も容認しません。今夜、私たちは第94回アカデミー賞の受賞者を祝福します。彼らは、世界中の仲間や映画ファンからこの瞬間を認められるにふさわしい人たちです」と非難した。

映画芸術科学アカデミーは声明の発表後、ウィルに対して米カリフォルニア州法にのっとった対応を検討するため、事件の正式調査が始まったことを明かした。アカデミーは、ウィルを会場から退場させなかったことについて責任を追及され、平手打ちがあった直後、すぐに協議は行われたものの、責任者が会場内にばらばらに座っていたため、決断には至らなかったと釈明している。平手打ちを浴びたロックは、警察に被害届を提出しない意向だという。

「私が間違っていた」ウィルが謝罪文を公表

 

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授賞式から一夜明け、ウィルはロックと関係者に対して公式謝罪文を発表した。

「どんな形であれ、暴力は有害であり破壊的なものです。昨夜のアカデミー賞での私の行動は、受け入れがたいものであり、許しがたいものでした。私を犠牲にしたジョークは仕事の一部でしたが、妻の病状に関するジョークは聞くに堪えず、感情的に反応してしまいました。クリスに対して、公に謝罪したいと思います。私は言い過ぎていましたし、間違っていました。恥ずかしながら、私の行動は、私がなりたい男性像を示すものではありませんでした。愛と優しさのある世界に、暴力はありません。

また、映画芸術科学アカデミー、授賞式のプロデューサー、すべての出席者、そして世界中で見ていたすべての人に謝りたいと思います。ウィリアムズ家と『ドリームプラン』に携わった皆さんに謝罪したいと思います。私の振る舞いが、私たち全員にとって、ほかにはない素晴らしい旅路を汚してしまったことを、深く反省しています」とウィルは発表した。

共演者であり長年の友人同士だったウィルとロック

 

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俳優として第一線で活躍するウィルと、アメリカでは有名なコメディアンのロックは、テレビ番組や映画で共演している。2人は1995年、シットコム「ベルエアのフレッシュ・プリンス」(1990年〜1996年)で初共演し、1999年には短編映画『トーランス・ライゼス(原題)』で再共演を果たしている。イベントのレッドカーペットでは、2人の仲睦まじいツーショット写真がたびたび撮られていた。2005年のキッズ・チョイス・アワードでは、『シャーク・テイル』のオスカー役でアニメ映画のお気に入りの声優賞を受賞したウィルにロックがプレゼントを渡している。5年後の2010年、ロックとスミスは再び同賞で再会し、舞台裏でロックとスミスの息子ジェイデン・スミスと一緒に記念撮影を行うなど、2人の間に交流が続いていたようだ。

 

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また、ロックはジェイダとも『マダガスカル』シリーズ(2005年〜2012年)で共演している。ロックがシマウマのマーティ、ジェイダがカバのグロリアの声を担当。ロックは以前にもアカデミー賞でジェイダを揶揄したことがある。2016年のアカデミー賞の司会者を務めたクリス・ロックはジェイダが授賞式を欠席したことについてジョークを飛ばした。「『ジェイダは来ない、抗議する!』と言ったんだ。私は、『彼女はテレビ番組に出演しているのでは?ジェイダがオスカーをボイコットするのか?ジェイダがオスカーをボイコットするのは、私がリアーナの下着をボイコットするようなものだ。僕は招待されていないんだ!」と発言し、会場の笑いを誘った。

ロックはジェイダが夫ウィルの『コンカッション』での役がその年のアカデミー賞ににノミネートされなかったことに腹を立てていると語った。「ウィルがこれほど優秀なのにノミネートされなかったのは不公平だ。その通りだ。ウィルが『ワイルド・ワイルド・ウェスト』で2000万ドルも支払われたのも不公平だ!」と、ウィルの失敗作を引き合いに出し揶揄する。これまでの経緯を辿ると、クリスはスミス夫妻と作品の制作現場や映画のイベントを通じて良好な関係を築きつつ、二人をネタにして笑いをとってきたことがわかる。

ジェイソン・モモア「衝撃を受けた」と語る

 

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最多6部門で受賞した映画『DUNE/デューン 砂の惑星』ジェイソン・モモアはアフターパーティーで、会場の最前列で目の当たりにした一連の騒動を「衝撃を受けた」と語った。

「かなり衝撃を受けたよ。でも、その人がどんな立場にあるのか、私にもあなたにも分からないことだろう。誰にでも転機があるだろうしね。彼は許しを請うことができる。時には、敏感になってしまうことはあるだろうし、私たちは皆、敏感なんだ。私はウィルの立場ではないけれど、間違いなくそういう場に立たされたことがある。人間だから、どうしても私たちは細かくチェックされるんだ。ウィルは素晴らしい人間だよ。クリスもね。彼らは解決できるだろう。」とモモアは語った。

ウィルは過去に2度、アカデミー主演男優賞にノミネートされてからの初受賞となっただけに、1日でも早く事態を収拾がすることを願いたい。
『ドリームプラン』は、映画館で上映中。

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