2021年10月1日(金)より『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が全国公開される。公開を前に、次のジェームズ・ボンドの最有力候補が誰なのか、ネットでは話題となっている。同映画シリーズプロデューサーのバーバラ・ブロッコリが英BBCのインタビューで、ボンドの後任について語った。英国のファンが選ぶ次期ボンド最有力候補も明らかになっているぞ!
度重なる公開延期を経てついに公開となる本作は、ダニエル・クレイグ版ジェイムズ・ボンドの最終作となる。クレイグは、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)から15年にわたりボンドを演じてきた。クレイグはボンド引退の理由を「体力的なもの」と明かしていた。そこで早速ネットを賑わせているのが、ジェームズ・ボンドの後任の噂。同映画シリーズのプロデューサーをつとめるバーバラ・ブロッコリが、ついに英BBCのインタビューでボンドの後任について言及した。
ボンドの後任は「今はまったく考えていない」⁉︎
ブロッコリは、ボンドの後任について「今はまったく考えていない」と明かし、その理由を語った。
「私たちはボンドシリーズを続けていきます。来年はボンド映画の60周年にあたるので、新しい幕開けを楽しみにしています。現在のところ、まったく考えていません。2022年には考え始めるかもしれません。というのも、今はただ、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』とダニエルの素晴らしい功績をたたえたいのです。ダニエルはシリーズを変え、ボンドの歴史の中で常に大きな存在であることは間違いないのですから。」と話した。
ファンが選ぶ次期ボンドの最有力候補はトム・ハーディ!
英ウィリアム・ヒル社の統計によると、ファンが選ぶボンドの最有力候補として『ヴェノム』シリーズ(2018年)のトム・ハーディが挙げられているという。そして、2番目に選ばれているのは、海外ドラマ「ブリジャートン家」(2020年〜)の公爵役で一躍ブレイクした俳優レゲ=ジャン・ペイジ。ペイジは、ルッソ兄弟が手がける最新アクションスリラー『ザ・グレイ・マン(原題)』への出演が決まっている。
そのほかトップ5には、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021年)のイドリス・エルバ、ボンド役抜擢時のピアース・ブロスナンと同い年(42歳)のルーク・エヴァンス(『ミッドウェイ』、2019年)、同抜擢時のクレイグと同い年(38歳)のヘンリー・カヴィル(「ウィッチャー」、2019年〜)が名を連ねている。
ブロッコリ&クレイグ、女性版ボンドは「ありえない」
ブロッコリは、2020年の米Variety誌のインタビューで、女性版ボンドが登場する可能性を否定している。
「ジェームズ・ボンドはどんな肌色でも良いのですが、男性です。私は、女性のための新しいキャラクター、つまり強い女性のキャラクターを創造すべきだと考えています。男性のキャラクターを女性が演じることには興味がありません。女性キャラクターの方がはるかに面白いと思うからです。」と話した。
クレイグもまた、ラジオ・タイムズ紙のインタビューで女性版ボンドについて意見を述べた。
「女性や有色人種の俳優にはもっと良い役があるはずだ。ジェームズ・ボンドと同じように、女性のための役があるはずなのに、なぜ女性がジェームズ・ボンドを演じなければならないのか?」と語っていた。
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの集大成を飾る最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、2021年10月1日(金)より全国公開!