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スピルバーグ、メル・ギブソンが追悼 『グーニーズ』『リーサル・ウェポン』監督リチャード・ドナー死去―― 各界から追悼の声が相次ぐ

スピルバーグ、メル・ギブソンが追悼 『グーニーズ』『リーサル・ウェポン』監督リチャード・ドナー死去―― 各界から追悼の声が相次ぐ
Kathy Hutchins / Shutterstock.com

『スーパーマン』(1978年)『グーニーズ』(1985年)の映画監督リチャード・ドナーが亡くなった。91歳だった。死因は明らかにされていない。映画業界からは、ドナーの死を悼む声が相次いでいる。

同氏は、『ローマの休日』(1953年)のグレゴリー・ペックを主演に迎えたホラー映画『オーメン』(1976年)の大ヒットで一躍その名を馳せた。その後、『スーパーマン』(1978年)や『グーニーズ』(1985年)、メル・ギブソン主演アクション映画『リーサル・ウェポン』シリーズ(1987年〜)など数々の大作映画を手がけた名監督として知られる。近年では、『X-メン』(2000年)や『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)の製作総指揮をつとめた。

ドナー氏とともに『グーニーズ』で製作を手がけたスティーヴン・スピルバーグ監督をはじめ、映画業界からは続々と追悼の声が寄せられている。

スティーヴン・スピルバーグ(『グーニーズ』)

「ドナーは、自分の映画を強力に操り、多くのジャンルで才能を発揮しました。彼はまるで、大好きなコーチであり、頭のいい教授、猛烈なモチベーター、愛すべき友人、頑固な同盟者でした。もちろん、最も偉大なグーニーと一緒にいるように感じさせてもくれました。彼は心から子供のようでした。彼が亡くなったことは信じられませんが、彼のハスキーで心のこもった笑い声は私の心に残っています。」

ショーン・アスティン(『グーニーズ』)

「ドナーは、想像を絶するほどの大きな声をしていた。注目を集めるような笑い声を上げていました。とても楽しい人でした。12歳の子供だった私が彼の中に感じたのは、彼が気にかけてくれているということでした。私は彼の気遣いが大好きです。“グーニーズは絶対に死なない!”」

コリー・フェルドマン(『グーニーズ』)

「今、私は悲しんでいて、自分の考えをきちんと書くことができません。だから私はただ、私のピアノ棚にあるドナーと私が笑っている写真を共有したかったのです。ドナーは素晴らしい人間でした。私の人生の中で、他の人にはできないようなことを何度もしてくれました。彼は素晴らしい監督であり、ストーリーテラーでした。」

メル・ギブソン(『リーサル・ウェポン』シリーズ)

「ドナーは、僕の友人であり、僕の師匠です。彼から学んだことはたくさんありました。彼は、自分の溢れる才能や偉大さを否定し、自分のことを“ただの交通整理員”と呼ぶ謙虚な人でした。彼は自分のエゴを捨てて、他人にそれを求めたのです。心も魂も寛大で、彼を知るすべての人に惜しみなく与えていました。彼が行ったすべての善行を積み上げれば、それは天空のどこか未知の場所まで伸びることでしょう。彼の茶目っ気のあるウィットに富んだ知恵がなくなってしまうのは、とても寂しいことです。」

ダニー・グローヴァー(『リーサル・ウェポン』シリーズ)

「悲しみに暮れています。ドナー、メル・ギブソン、そしてリーサル・ウェポンのチームと一緒に仕事をしたことは、キャリアの中で最も誇りに思える瞬間のひとつでした。彼には永遠に感謝しています。彼は純粋に僕自身や僕の人生、家族のことを気にかけてくれました。私たちは友人であり、スクリーン上でのコラボレーションや『リーサル・ウェポン』シリーズがもたらした成功をはるかに超えて、お互いを愛していました。彼がいなくなってとても寂しいです。」

シルヴェスター・スタローン(『暗殺者』、1995年)

「ドナーとの『暗殺者』での仕事は楽しかったです。彼は男の中の男で、非常に才能がありました。ユーモアのセンスも抜群で、彼はいつも大きな声で笑っていました。」

エドガー・ライト

「リチャード・ドナーの広い心とはつらつとした魅力は、彼の映画の中で、出演者たちの素晴らしい演技を通して輝きを放っていました。『スーパーマン』、『リーサル・ウェポン』、『グーニーズ』などに登場するすべてのキャラクターを覚えているのは、ドナーがその魔法をスクリーン上で表現する方法を知っていたからです。」

ベン・スティラー

「リチャード・ドナーは大作映画を作った。私たちの意識に残る映画をね。そしてそれは今までも、これからも簡単なことではありません。いつまでも彼の作品には感服しています。」

ドナーは生前、最後の作品として『リーサル・ウェポン5(原題)』を監督すると語り、ギブソンとグローヴァーが復帰することが決定していた。ハリウッドに多大な貢献をしてきたリチャード・ドナーのご冥福を、心よりお祈りしたい。

「リーサル・ウェポン」シリーズ4作 CS映画専門チャンネルムービープラスで2022年3月ほか放送

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