アイアンマンの世界の実現も近い!? 米企業「パワードスーツ」を発明!

アイアンマンの世界の実現も近い!? 米企業「パワードスーツ」を発明!
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誰もが憧れる『アイアンマン』のボディアーマーを私たちが着用できる日が近いかもしれない⁉︎ BBCによると、米カリフォルニア州のSuitX社が、アイアンマンが着ているようなハイテクな「パワードスーツ(外骨格スーツ)」を開発中であることが明らかになったぞ!

アイアンマンといえば、天才発明家トニー・スタークが、自ら開発したハイテクなボディアーマーを着て戦いを繰り広げる人気マーベルキャラクターだ。同社が開発する「パワードスーツ」は、米大手自動車メーカーのゼネラルモーターズ社とフィアット社で現在、開発テスト中だという。同社創業者のホメイヨーン・カゼローニ氏は「これらのデバイスが、ホームセンターで販売されることは間違いないでしょう。価格が下がれば、ホームセンターで気軽に買えるようにもなるでしょう。」と話しているぞ!

SuitX社公式HPより 2021 © suitx All Rights Reserved.

米SuitX社が開発中の「パワードスーツ」とは⁉︎

同社が開発中の「パワードスーツ」は、いわゆる「着用型ロボット」と言われるもので、バネやモーター、油圧などを利用して、人間の体が本来持っている以上の体力や持久力を発揮する超ハイテクボディアーマーだという。現在のところ、外骨格スーツといえば、軍事や科学研究といった限られた分野で活用されており、将来的に民間でも幅広く応用できるであろう技術として大きな注目を集めている。技術の急速な進歩にともない、製造現場で外骨格スーツが使用されるケースが少しずつ増えてきているのだ。

今後、この「パワードスーツ」は、肉体労働が必要とされる分野から活用されるかもしれない。カゼローニ氏は、「パワードスーツ」の大きな利点は、筋肉の疲労を防ぐことであると説明している。

「このスーツを着用することで、背中、肩、膝の筋肉の負荷が50%低下することがわかっています。筋肉の負荷が低下するということは、筋肉の怪我のリスクが減るということです。つまり、工場などで働く労働者にとって、生産性が向上し、保険にかけるコストも下がり、怪我のために失われるかもしれない労働日数も減らすことにつながります。」とカゼローニ氏は語る。

米ゼネラルモーターズ社、ハイテクグローブ「アイアンハンド」を発明!

米ゼネラルモーターズ社は、スウェーデンのBioservo社が開発したSEM技術を基に、NASAとともに開発した「ロボグローブ」を組み合わせて「アイアンハンド」と呼ばれるバッテリー駆動型外骨格グローブを開発。「アイアンハンド」は、指にセンサーとモーターが搭載されており、手や指にかかる圧力を軽減するグローブだという。この「アイアンハンド」は、ゼネラルモーターズ社の自動車組み立てラインで使用されており、良好なパフォーマンスを発揮しているとのことだ。世の中、少しずつではあるがマーベルの世界観を着々と実現しているといっても過言ではない!

2030年までに60億ドル規模の産業になるともいわれる外骨格スーツ。現在のところ、アイアンマンのように空を飛べる技術はなさそうだが、今後人々が助けられていくことは間違いなさそうだ!

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