『ウォーキング・デッド』スティーヴン・ユァン主演、A24最新作の日本公開が決定&インタビューが到着!!

『ウォーキング・デッド』スティーヴン・ユァン主演、A24最新作の日本公開が決定&インタビューが到着!!
『ミナリ』© Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24

『ウォーキング・デッド』(2010年〜)のグレン役で知られるスティーヴン・ユァン主演最新作『ミナリ』が、2021年3月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。

『ムーンライト』(2016年)や『レディ・バード』(2017年)など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、『それでも夜が明ける』(2013年)でエンターテイメントの定義を変えたブラッド・ピットのPLAN Bがタッグを組んだ本作。2020年1月開催の第36回サンダンス映画祭で観客賞とグランプリの2冠に輝き、各国の映画祭の観客賞を総なめにして快進撃中だ。

「<普通の小さな家族>が巻き起こした<特別で巨大な熱狂>!」「『パラサイト 半地下の家族』(2019年)に続きアカデミー賞で波乱を起こす作品」と、メディアからも観客からも愛され、評論家からも「小津安二郎監督作品のような繊細な人間模様を描いている」と大絶賛。米Hollywood Reporter誌、米Variety誌ほか有力誌もこぞってアカデミー賞有力作品として名を挙げている。

同作の主人公は、1980年代の韓国出身の移民の一家。父親は農業で成功したいと夢見てアメリカ南部のアーカンソー州の大地に広大な土地を買うが、現実は厳しく、一家には様々な困難と予想もしない事件が降りかかる。父親ジェイコブ役には『バーニング 劇場版』(2018年)『ウォーキング・デッド』スティーヴン・ユァン。監督は、米国有力映画メディア「Indiewire」で「今年最高の監督10人」に、デヴィッド・フィンチャースパイク・リーと共に選ばれたリー・アイザック・チョン。新海誠監督の『君の名は。』(2016年)のハリウッド版の監督として抜擢された大注目の新鋭だ。

 

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ユァン、自分が求めていた作品だったと語る!

韓国出身のユァンは、幼少期のころに家族とともにアメリカに移住し、ミシガン州トロイで育った。アメリカという異国の地で奮闘する韓国人家族を描いた本作は「まさに自分が求めていたものだった」とユァンは米Variety誌のインタビューで語っている。

「私は自分の文化、または自分のルーツのような繊細なものに、ある程度触れたいと思っていました。私はそれをロマンチックにしたり、幼稚にさせたりしないように、名誉あることをしたかったのです。」と話した。

サンダンス映画祭で話題を呼んだ本作が劇場公開を間近に控えている今、ユァンは歴史的な瞬間を迎えようとしている。彼は、アジア系アメリカ人として初めてアカデミー主演男優賞にノミネートされる可能性があるのだ。

「もしノミネートされてしまったら、がっかりしてしまうかもしれない。私にとっては難しい事です。前例を作ったり、天井を突き破る瞬間の一部になれたら最高ですが、個人的にはその瞬間の虜になりたくありません。私はコミュニティのために大きな瞬間を提供することができて幸せです。私はアジア系アメリカ人であり、その誇りは計り知れません。でも、私にとっては自分自身をこの人生を通して運ぶこと、そして自分の視点から真実を伝えることがもっとも大切なことなのです。ノミネートされたらそれは素晴らしいことです。私たちがもっとたくさんできることが増えて、そのことが問題にならないことを願っています。」とユァンは話している。

 

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『ミナリ』は、2021年3月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。

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『ミナリ』

1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越しISTORYてきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと心臓に病を持つが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった紳を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる――。

制作年: 2020
監督:
脚本: