『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』裏話!『アベンジャーズ』『ハリーポッター』にも影響を与えた!?

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ライター:ニュース編集部
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』裏話!『アベンジャーズ』『ハリーポッター』にも影響を与えた!?
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2020年6月19日(金)21:00より日本テレビ「金曜ロードSHOW!」にて放送される『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)。放送にさきがけて、脚本のボブ・ゲイルが英国のエンタメサイト「Closer」に赤裸々に語ったインタビューをお届けしよう。

父の卒業アルバムを見てビビビ⁉︎ タイムトラベルというコンセプトを思いついた瞬間

ボブは、父の卒業アルバムを初めて見た時に、タイムトラベルのコンセプトが思い浮かんだと振り返っている。

「私は父と同じ、セントルイス郊外の高校に通ったんだ。1980年の夏に、ちょうど『ユーズド・カー』(1980年)の宣伝もあって実家に両親を訪ねて、その時に地下室から父の卒業アルバムを見つけた。それまで1度も見たことがなかったんだけど、驚いたことに父が生徒会長だったんだ。とても真面目な顔をしている父の姿を見て、愛校精神に満ち溢れる生徒会長のようだと思ったんだ。そしてその時に、もし父と一緒に高校に通っていたら、自分は父と友達になっていただろうか? そうだ! だから映画があるんじゃないか! って思いついたんだ。身体に稲妻が走った瞬間だったよ。いつもタイムトラベル映画をどう作るか考えていて、アイデアが浮かばなかったんだけど、この出来事のあとすぐにカリフォルニアに戻って、ロバート(・ゼメキス監督)と話したんだ。タイムトラベル映画を作る方法についていつも話していたのを覚えてるかい?これが答えだよ、ってね。」

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』製作には当初消極的だった⁉︎

シリーズ1作目『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)の爆発的大ヒットもあり、当時ユニバーサル・ピクチャーズのトップだったシドニー・シャインバーグ(以下シド)は、この映画が全米での公開から12週中11週で興行収入トップをキープするという素晴らしい結果を出した後に、ボブに連絡を取ったという。
シドは「これほどまでに素晴らしい興行成績を収めた映画は他にないよ。ユニバーサルは続編を製作したい」と、続編製作を打診したそうだ。

当初、ボブは続編制作に消極的だったというが、「じゃあ、君たちがいようがいまいが、続編を製作することにするよ」とシドに言われ、続編の製作を決心したという。「“わかったよ、マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドに続投してもらえれば、続編の製作をやる”と言ったんだ。彼らに契約してもらうまでに、どういった内容の映画にするか考えなければと思っていたんだけど、シドは、内容が決まる前に2人との契約に持ち込んだんだ。契約書には“もし3作目が作られるとしたら続投します”、とまで書かれていた。抜け目ないと思ったよ。

ビフがスポーツ年鑑を盗む話の前に解決しなければならないことがあった⁉

「『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』はチャレンジングで、そのストーリーには課題があったんだ。1作目の最後に、マーティとジェニファーの子供に問題が起きていることを観客に約束してしまったからね。それは少なくとも解決しないといけなかった。
映画では、たとえばジョージがビフに立ち向かうかどうか? というエピソードのように、人生のある時点での自分の行動が、良い未来にも悪い未来にもつながりかねないということを示した。そこから一体どうすればいいかと考えたときに、マーティが車に乗る前にジェニファーの方を向いて“自分たちの未来にいる子供たちがダメになってしまったみたいだね、だから結婚はやめよう!”と言い放って、よし、全て解決! というわけにはいかないだろう?
それがわかっていたから、新要素としてスポーツ年鑑が登場したんだ。もし未来に行けるとしたら何をする? 私だったら、20年分の株式レポートを手に入れてお金持ちになろうとするよ。それか、どんなコミックが一番価値があるか調べて、過去に戻って何作も買っておくとかね。いずれにしても、マーティの子供たちの話は早く終わって、ビフがスポーツ年鑑を盗む話に変わったんだ。」とボブは振り返った。

当初のストーリーではロレインは刑務所行き、ドクは薬物に手を出していた⁉

ロバートがロンドンで『ロジャー・ラビット』(1988年)の製作に取り組んでいる間、ボブは脚本の執筆に取り組んでいた。
「当初のストーリーの構想段階では、マーティが60年代に何かをやらかしたという設定で、1作目の舞台に戻るのではなくて、1967年か68年に行かせようとしていたんだ。ロレインがヒッピーになって刑務所に入ってしまい、一体マーティが何をしたのかという点に焦点が当てられていた。あのドクが薬物に手を出しているのは興味深いかもしれないと思ったし、60年代の素晴らしいものがたくさん盛り込まれていたんだ。
ロバートはこれを読んで気に入ってくれたんだけど、同時に、タイムマシンがあるなら、もっと今まで誰もやったことのないことをやってみようとも考えた。その時、マーティが1作目の映画の出来事に戻るというアイデアを思いついたんだ。ひとつの舞台を、1作目とは別の視点から見て楽しむことができる。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)がやったような素晴らしいアイデアだった。」とボブは語る。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』のタイムトラベル理論

ボブが『アベンジャーズ/エンドゲーム』について触れたように、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の中で、ハルクことブルース・バナー博士とアントマンのやりとりで、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムトラベルについて「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムトラベルはでたらめだったのか?」と言及するシーンがある。未来に影響を与える方法として過去を変えるとどうなるかという『バック・トゥ・ザ・フューチャー』独自のタイムトラベル理論を覆すエピソードだ。

「そのシーンは、製作中に何度か映画のプレビューをした後に追加されたようだね。監督のルッソ兄弟は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』というタイムトラベルの名作が存在していることで、その象徴となっているタイムトラベル理論についての先入観に対処しなければならないと気づいたらしい。そこで、あえて作中で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』について話すシーンを作り、観客が先入観として持っているタイムトラベル理論を期待させないようにしたそうだ。」とボブは語った。

ファンからタイムトラベルについて質問があった際に、ルッソ兄弟は「それは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のルールであって、私たちの世界観には当てはまらない。もう一度ハルク、ウォーマシンとアントマンのシーンを見て欲しい。彼らがどのようにルールを語っているのか、どのようにタイムトラベルをしているのかをね。この映画でのタイムトラベル理論については、そのシーン語られている。」と答えている。

舞台版『ハリー・ポッターと呪いの子』にもタイムトラベル理論は影響!?

世界中で上演中の舞台版「ハリー・ポッターと呪いの子」について、ボブは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の影響を受けているだろうと語っている。

「舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんだよ(笑)。(二部制の)舞台版では第1部で死んだ人の命を救おうと過去に戻っていく。でも物事は望まない方向に行ってしまった。第2部では、第1部でおこなったことを元に戻さなければならない。スタッフの誰かが、私たちの理論に忠誠を誓っているんじゃないのかな?」とボブは語っている。

後世の作品に影響を与え続ける不朽の名作シリーズ第2作目『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』は、2020年6月19日(金)21:00よりより日本テレビ「金曜ロードSHOW!」にて放送予定。お見逃しなく!

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』

1985年に戻ったマーティの目の前に、突然“ドク”がデロリアンで現れた。未来世界でマーティの息子が危機に陥っていると聞かされたマーティは、それを回避するため恋人ジェニファーと共に30年後にタイム・トラベル。未来に着いたマーティは、自分の息子ジュニアが宿敵ビフの孫の言いなりになった挙句に窃盗容疑で捕まり、マクフライ家の家庭崩壊を引き起こしてしまうことを知る―。

制作年: 1989
監督:
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