鬼才デヴィッド・リンチ YouTubeチャンネルで短編アニメや天気予報を配信!!

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ライター:ニュース編集部
鬼才デヴィッド・リンチ YouTubeチャンネルで短編アニメや天気予報を配信!!
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2019年第92回アカデミー名誉賞を受賞し、『ツイン・ピークス』(1989年、1990年〜1991年)などの名作でおなじみ、鬼才デヴィッド・リンチ監督が、自身のYouTubeチャンネル「DAVID LYNCH THEATER」を開設。2015年に発表した短編アニメ『Fire (Pozar)』を公開したり、毎日ロサンゼルスの天気予報を配信したりと、ファンを楽しませてくれている。

『Fire (Pozar)』は2015年に、リンチ監督が監督・脚本・作画を手がけ、ポーランドの作曲家マレク・ゼブロウスキーが作曲を担当した短編アニメーション作品だ。リンチ監督の個展で限定公開されていた作品で、本作が公に配信されるのは初めてのこと。

ミュージシャンとしての一面を持つリンチ監督は、2007年にリリースしたアルバム「Polish Night Music」でゼブロウスキーとコラボレーションしていた。リンチがポーランドで『インランド・エンパイア』(2006年)の撮影中に、ゼブロウスキーをポーランド語の翻訳者として雇ったことがきっかけで2人は知り合い、リンチが2015年に『Fire (Pozar)』の企画をゼブロウスキーに伝えたことでコラボレーションにいたった。

リンチは「私たちの実験のポイントは、私が自分の意図を何も言わず、マレクが自分のやり方で作品を解釈するということだったんだ。だから私はそれが大成功したと思っているし、私はマレクがペンデレツキ弦楽四重奏団のために書いた曲が大好きだったよ。」と語ってっている。
ゼブロウスキーは「とても憂鬱で、かつ、とても詩的な映画だと思ったんだ。露骨にならないように、デヴィッドがやっていることを音楽で表現しようと思った。例えば、嵐のように雹が降る場面では、ピッチカート(※バイオリンの弦を指ではじく技法)を多用したけど、もっと憂鬱に感じる要素を加えるために、あえて舞い上がるような旋律も使ったよ。」と語っており、手応えを感じる作品に仕上がっているようだ。

そしてリンチ監督は、『Fire (Pozar)』以外にも、なぜか毎日ロサンゼルスの天気予報を配信している。

地下室のようにもみえる自宅オフィスで、リンチは自身が住むロサンゼルスの天気を報告している。2020年5月11日から今のところ毎日投稿されており、動画はそれぞれ約1分。日付、現在の天気、気温(華氏と摂氏)など、要点だけを簡潔に説明。

「ここLAは、雨が降ったり、ちょっと暗いかな、風が吹いたりしているよ。今日の午後には晴れ間が戻ってきて、気温は華氏70度ぐらいになるだろう。摂氏では23度ぐらいかな。それでは、よい一日を。」と語る姿は(ちょっと不思議な)気象予報士さながら。

「リンチ監督、一体どうしたの?」とファンから声が上がりそうだが、実をいうと、リンチ監督が天気予報を配信するのは初めてのことではない。

こちらは005年に投稿されたもの。天気予報をするリンチの隣には、リンチ監督作『ブルーベルベット』(1986年)でサンディ・ウィリアムズを演じた女優ローラ・ダーンがアシスタントをつとめる姿がおさめられている。リンチはその当時、時おり自宅のオフィスにゲストを招き、アマチュアながらも天気予報を伝えるのが好きだったようだ。

リンチは現在ロサンゼルスの自宅で自宅隔離中。「隔離後には人々がより気高く、より人に優しくなっていることを願っている。まったくの別世界になるだろうし、より知性のある世界になるだろう」と語っている。

現在配信されている天気予報のクリップがブルーに加工されていたりされていなかったり(もしかして空の色を表現しているのか……?)謎は深まる。「DAVID LYNCH THEATER」というだけに、別の作品も今後公開されるかも? ぜひチェックしよう!

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