先日、インスタグラムでファンからの質問に答えたシルヴェスター・スタローン。引き続き多数の質問が寄せられるのを受け、今週月曜、インスタグラムに第2弾の動画を公開した。
Q.もう二度とロッキーは観ることはできないの?
『クリード』シリーズ(2015年、2018年)は難しいけど、『ロッキー』シリーズ(1976年~2006年)ではそうとは言えないよ。アイデアはあるんだ。でも、リングでのボクシングシーンが十分できるとは思えないし、それが観る人にとって面白いかについては自信がないんだ。
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Q.なんでタトゥーを入れたの?
ずっと前に、『ロッキー2』(1979年)の撮影のために、ミスター・ユニバースのフランコ・コロンボとトレーニングをしていて、彼のアイデアでベンチプレスのコンテストに出ることになったんだけど、その時に大胸筋を断裂しちゃったんだ。本当に酷い怪我だった。40センチぐらい縫ってもらって、傷跡は消えたんだけど、10年後ぐらいに胸に血管が出てくるようになってしまった。『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006年)で映ってるけど、小指ぐらいの大きさのものもあって見るに耐えなかったんだ。その傷跡をカバーする形で、タトゥーを入れてカモフラージュしたんだ。そのうちに、あちこちにタトゥーが増えていくことになった。でももともとは、ただ傷跡をカバーしただけだったんだよ。
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Q.戦うのが楽しい俳優は?
ドルフ・ラングレン(『ロッキー4/炎の友情』)と戦うのは楽しいね。一番興味をそそるのは、ハルク・ホーガン(『ロッキー3』)かな。彼138kgもあるのに、あんな風に動けるんだから凄いよね。その2人の他に、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(『エクスペンダブルズ2』)も素晴らしい。
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今までで一番険しい戦いをしたのは、50年来の友人でもあるジョン・ハーツフェルドが監督した『大脱出3』(2019年)だね。その時は振り付けがあったんだけど、それが防御ばっかりだったんだ。俺は本当の戦いとはそうではなくて、もっと凶暴で熱狂的なもので、みんなが「獰猛だ!」とか、「これぞサバイバルだ!」って言ってしまうようなものだと思ってる。だから、みんなにもう振り付けするのはやめようって言ったんだ。そして、共演のデヴォン・サワと一緒に、90秒間自由にやらせてもらった。だいたいの戦いはどちらかが窮地に立たされるまで25秒ももたないから、90秒はとてもキツかったし、危険だった。怪我を増やすことなくやってのけたことは自分でも信じられなかったよ。でも、多分俺はただ怠け者すぎて、振り付けを学ぶ気がないんだろうね。
Q.出演を諦めた映画は?
どんな役者でも出演を諦めたことはあることだろうし、後悔もあると思うよ。出演を諦めた映画は『刑事ジョン・ブック 目撃者』(ハリソン・フォード主演/1985年)、『帰郷』(ジェーン・フォンダ、ジョン・ヴォイト共演/1978年)だ。あと『ダイ・ハード』(ブルース・ウィリス主演/1988年)も出て欲しいと言われたけど出なかった。クエンティン・タランティーノの作品も2作品、都合が合わなくて断ったんだ。
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Q.『デモリションマン』(1993年)の続編はあるの?
あるはずだ。今ワーナー・ブラザースと製作に向けて取り組んでいて、順調に進んでいる。続編は公開されるべきだと思っているし、実現すると信じている。
ほかにも、ジェイムズ・ バイロン・ハギンズの小説「極北のハンター」の映画化についても触れ、「現在『極北のハンター』は製作中で、実現しそうだよ。」と明かし、また最後に、スタローン主演のスリラー映画『ナイトホークス』(1981年)のリメイクをストリーミング・シリーズとして米ユニバーサルと現在製作中であることも明かしてくれた。今回も気さくに秘密を明かしてくれたスタローン、彼の今後の活動から目が離せない!