異例!アカデミー賞、2021年は配信作品も出品対象に コロナ禍で条件緩和

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ライター:ニュース編集部
異例!アカデミー賞、2021年は配信作品も出品対象に コロナ禍で条件緩和
Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、2021年に行われる第93回アカデミー賞の作品の参加条件の変更を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、最新作の上映時期の延期や、劇場公開ではなくオンデマンド配信にするなど、公開方法の変更を余儀なくされている

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We’re ready. #Oscars

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従来の参加条件は「劇場公開前にTVやインターネット配信などがされておらず、ロサンゼルス郡内の映画館で連続7日以上、最低1日に3回以上上映されている作品」であるが、2021年のアカデミー賞では、配信サービスやオンデマンド配信でリリースされた映画も対象になることが決まった。

この新しい基準は「劇場公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインでの公開を余儀なくされた映画作品」にのみ適用されるとのこと。参加条件として、配信サービスまたはオンデマンド配信での公開から60日以内に、アカデミー会員専用ストリーミングサイトで公開されている必要があり、かつ、そのほかのすべての資格要件を満たしている必要がある。

映画芸術科学アカデミーは、これらの変更は来年2021年の第93回アカデミー賞にのみに適用され、従来の資格規定はそれ以降の年に復活すると強調。また、映画館が通常の営業を再開した後、特別ルールは失効し、その後公開される候補作品は通常の劇場公開基準を満たす必要があると述べている。

ほかにも公開の地域について、ロサンゼルス群内の映画館のみならず、ニューヨーク、シカゴ、アトランタなど、他の地域での公開も対象となる。

これらの変更により、Netflix、Amazon Prime Video、Apple TVなど配信サービスで公開された映画作品が、例年よりも多くノミネートされる可能性があるかもしれない。

既に劇場公開されて出品条件を満たしている有力候補は?

もし今回発表された特例的な措置がなく、新作映画の劇場公開がない状態が続くとしたら、どんな作品がアカデミー賞の候補に挙がるのか?米エンタメサイトScreen Rant調べの有力候補はこちら。

ベン・アフレック主演のスポーツドラマ『ザ・ウェイ・バック(原題)』(2020年)

英国の小説家ジェーン・オースティンの名作小説を映画化した『エマ(原題)』(2020年)

エリザベス・モスが狂気の演技を披露したホラー映画『透明人間』(2020年)

A24配給の19世紀のアメリカ西部を舞台にしたドラマ『ファースト・カウ』(2020年)

第70回 ベルリン国際映画銀熊賞を受賞『ネバー・レアリー・サムタイムズ・オールウェイズ(原題)』(2020年)

第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、ケン・ローチ監督『家族を想うとき』(2019年)

“悪カワ”ヴィランが主役のDC映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020年)

すでに良作揃いではあるがノミネートの条件を満たす作品が限られている状況を危惧して、今回の特例的な措置が発表されたようだ。

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