辛口批評サイトに「100%高評価」作品が登場
新作映画情報をいち早く知るために、海外の有名レビューサイトを日常的にチェックしているという映画ファンは少なくないだろう。中でも有名なのが辛口で知られる<ロッテントマト>で、批評家と観客による忌憚のない意見を知ることができるサイトとして、広く浸透している。
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ロッテントマトでは映画祭や試写で鑑賞した批評家たちのレビュー(トマトメーター)が一般公開に先んじて掲載される。個々の嗜好に忠実な観客レビュー(ポップコーンメーター)よりも辛辣な意見が多く、パーセンテージで示される評価数値が目を覆いたくなるほど低い、なんてことも。
そこで重要になってくるのがポップコーンメーターとのバランスで、おカタい批評家の声よりも自分と趣味の近そうな観客の純粋な評価を重視する、というユーザーもいるだろう。
そんなわけで、トマトメーターは比較的シリアスな作品に高い評価が与えられることが多いのだが、ある新作コメディ/ヒューマン作品が100%を獲得(※11月5日時点)したことが話題を呼んでいる。
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A24最新作『クラブ・キッド』について分かっていること
その映画とは、A24の新作『Club Kid/クラブ・キッド(原題)』。主人公は、ニューヨークのアンダーグラウンドシーンで派手に暮らすパーティー/クラブプロモーター。ある日突然、存在すら知らなかった10歳の息子を引き取ることになった彼が、クィアな仲間たちに支えられながら、戸惑いつつも息子と絆を深めていくコメディドラマだという。
本作は今年5月のカンヌ国際映画祭で初上映された後、激しい争奪戦を経てA24が配給権を獲得し、本国では11月6日に公開予定。監督・脚本のジョーダン・ファーストマンが主演も務めるインディー映画だが、あのカーラ・デルヴィーニュも出演している。
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「今年もっとも面白い」「カタルシスをもたらす画期的な作品」
批評家レビューは当然ながら絶賛ばかりで、「ファーストマン監督が独自のビジョンを持っていることを示している」、「今年もっとも面白く、感情表現が繊細なデビュー作」、「カタルシスをもたらす画期的な作品であり、クィアなナイトライフや、私たちを最高の自分へと導いてくれる予期せぬ人々について、魅惑的な何かを語っている」、「ファーストマンの脚本と演技は見事に調和しており、どちらも傑出している」、「結果は現実的で、観客はそれを実感する。そして、この映画は意外な結末を迎える」などなど、鑑賞意欲をそそる言葉が並ぶ。
レビューのとおり本作はファーストマンの監督デビュー作ながら、カンヌではカメラ・ドールとクィア・パルム賞にノミネートされている。いち早く日本でも公開してほしいところだが、将来有望すぎるファーストマンの今後にも注目しておきたい。