“時代の波”を乗りこなしたドラマ『ブレイキング・バッド』
過去に何度かのブーム期を経て、海外ドラマ人気もすっかり定着した昨今。その中でも、2000年代以降のソフトレンタル晩年からの配信サービス上陸という新たな波を乗りこなして大ヒットしたのが、ブラックなユーモアとヒリヒリした緊張感がウリの『ブレイキング・バッド』(2008~2013年)だ。
日本では文字通りじわじわと浸透しヒットに繋がった息の長い作品なので、今この瞬間にも新たな視聴者を生んでいることだろう。多くのインターネット・ミームも生み、またスピンオフ作品『ベター・コール・ソウル』や『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』もスマッシュヒットを記録している。
名優ブライアン・クランストンの“真の姿”を共演者が証言
そんな伝説的ドラマで6年間にわたって主演を務めたのが、80年代からTVや映画で活躍してきた名優ブライアン・クランストン。人気シットコム『となりのサインフェルド』や、超大作『プライベート・ライアン』(1998年)など幅広く活躍していたクランストンの名を一躍広めたのが『ブレイキング・バッド』だった。
情熱的かつお茶目な人柄で知られるクランストンだが、それは撮影現場でも徹底されているようだ。輝かしいキャリアを誇る彼の“振る舞い”を証言したのは、『トータル・リコール』(1990年)や『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年)など様々な作品で個性的な存在感を見せてきた名バイプレイヤー、ディーン・ノリス。
彼は『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)でクランストンと共演し、その後『ブレイキング・バッド』で主人公の弟という役柄で再会することとなった。
この投稿をInstagramで見る
「彼は6年間、撮影現場に一度たりとも遅刻したことはありませんでした」
今週、ジョー・ヴァルピスのエンタメ系ポッドキャストに出演したノリスは、「あなたは業界の最高峰の人々と仕事をしてきましたが、“トップレベルの動き”を実感した瞬間は?」という質問に、「ブライアン・クランストンはトップ層の働き方の素晴らしい手本です。演技だけでなく多くのことを教えてくれました。作品の主演として、どう振る舞うべきかということです」と語りはじめた。
さらに「彼は6年間、撮影現場に一度たりとも遅刻したことはありませんでした。常に誰よりも早く現場にいたんです。決してトラブルを起こすことなく、大物ぶることもなかった。彼が現場の空気を作ってくれるので、私たちも“ブライアンが頑張っているんだから”と思えました」と明かし、その驕らない人柄とプロ意識の高さを称賛している。
ハリウッドスターとなっても飾らない人柄で愛されているクランストンだが、その素晴らしい仕事ぶりは優れた人間性によるところも大きいようだ。ノリスは今年11月に回顧録も出版予定で、初出しを含むドラマの裏話が満載だという。
この投稿をInstagramで見る