22歳のスロバキア人歌手が書いた一曲に、名前の主が自ら乗った。その隣にはデュア・リパとペドロ・パスカルが……。
自分の名前がつけられた流行歌を、本人が口パクで歌う――そんな出来すぎた場面が、パリ・ファッションウィークで本当に起きた。
シャネルのショーの直前に撮られた短い動画。最初にクリステン・ウィグが歌い出し、ペドロ・パスカルが次の一行を受け、デュア・リパが加わる。そして自分の名前が出てくる歌詞を、ニコール・キッドマン本人がさらっていく。
この奇跡的な瞬間を、ARY Newsなど各国メディアがこぞって取り上げている。
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曲の主は弱冠22歳の女性アーティスト、アデラ
歌っているのはアデラ。スロバキアのブラチスラバで育った22歳だ。ガールズグループKATSEYEを生んだオーディション番組の出身で、その後ソロに転じた。9月4日発売のデビューアルバム『Prima』は米ビルボード200で初登場4位。収録曲「Nicole Kidman」は10月3日付のグローバル200で11位から3位に跳ね上がり、1週間で3250万回再生された。
曲が生まれた経緯がまた良い。ゴールデン・グローブ賞関連の催しに招かれた夜、彼女は初めて『アイズ ワイド シャット』を観たばかりだった。髪は弾み、コルセットはきつい。「いま私、ニコール・キッドマンみたい」。米ローリング・ストーン誌でそう語っている。
ホンモノ登場! のカタルシス
そしてキッドマンの対応が見事だった。8月、『プラクティカル・マジック2』のロンドンでのプレミアでアデラについて聞かれると、「もちろん知っている。ナッシュビルに来るから観に行く」と即答。そして今回、自ら歌詞に合わせてリップシンクしてみせた。
SNSの流行では、その外側にいた大物がこちら側に降りてくる瞬間がいちばん沸く。若い才能への敬意を、30秒の遊びで示してみせた。大女優の余裕とは、こういうことを言うのだろう。
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