米名門大学をめぐる民事訴訟に、ハリウッドのスターたちが次々と声を上げている。疑惑の段階であることを踏まえ、何が起きているのかを整理する。
アイビーリーグの一角、コーネル大学をめぐる訴訟が全米の注目を集めている。『ミッドサマー』『オッペンハイマー』のフローレンス・ピューをはじめ、著名人が相次いで発言した。
何が起こった? 訴訟の内容
本国メディアの報道によれば、民事訴訟の被告は大学と、男子学生の社交クラブ(フラタニティ)の元メンバー7人。当時20歳だった女性(訴状では仮名のジェーン・ドウ)は、7人から集団で性的暴行を受けたと訴え、大学が自分を守らなかったと主張している。
大学の内部調査では、刑事訴追には至らなかった。しかし地元トンプキンス郡の地方検事局は捜査を再開し、証拠を大陪審に提出する方針を示した。検事局は、女性の2024年11月の供述と訴状の内容に違いがあるとも述べている。女性の代理人は、捜査当局が彼女の訴えを追加で調べなかったと反論している。
現時点で、7人は刑事事件で起訴されておらず、訴えの内容は裁判で認定されたものではない。
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スターたちの言葉
フローレンス・ピューは9月、インスタグラムに長文を投稿し、男性たちに「私たちと同じだけ恐れ、怒ってほしい」と呼びかけた。「私たちの体を尊重しない限り、平等はない」とも書いている。
『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』で長年ベンソン刑事を演じるマリスカ・ハージティは、自身が設立した財団を通じて声明を出し、学生新聞が大学に説明を求めていることを支持した。
『アナと雪の女王』のオラフの声で知られるジョシュ・ギャッドは、処分が作文の提出だったという報道を批判した。これに対し大学は、作文だけを処分とされた者はいないと説明している。
歌手のオリヴィア・ロドリゴは、加害者を守る組織を非難し、原告の女性の側に立つと表明。『グッド・プレイス』のジャミーラ・ジャミルは厳罰を求めた。
『アダムス・ファミリー』『ウェンズデー』のクリスティーナ・リッチは、12歳の息子と、こうした出来事にどう向き合うかを話し合ったと明かしている。
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冷静に見るべき点
著名人の発言は関心を広げる力を持つ一方、被告とされた個人の写真を拡散する動きも出ている。大陪審の判断はこれからだ。事実の認定は、法廷に委ねられている。
日本で性暴力について相談したい場合は、全国共通の「ワンストップ支援センター」(#8891)につながる。
※2026年10月8日時点の報道に基づく情報です。