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『秘顔』密室で禁忌を“覗く女”が話題に!チョ・ヨジョンの大胆演技を堪能できる韓国映画5選

『秘顔』密室で禁忌を“覗く女”が話題に!チョ・ヨジョンの大胆演技を堪能できる韓国映画5選
『秘顔-ひがん-』© 2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.

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映画『パラサイト 半地下の家族』で世界的な知名度を獲得したチョ・ヨジョンだが、韓国映画ファンにとっては、それ以前から大胆な役柄に挑み続けてきた女優としても知られている。

特に大きな転機となったのが、2010年の『春香秘伝 The Servant』。そこから『後宮の秘密』『情愛中毒』、そして2024年の『秘顔』まで、性愛や欲望を扱った作品にたびたび出演してきた。ただ露出度の高い役を選んできたというだけではなく、愛する側と愛される側、欲望される側と欲望する側、その立場が変化していく女性を演じてきたのが特徴だ。そんなチョ・ヨジョンの“大胆演技”を堪能できる韓国映画を5作品紹介する。

・『春香秘伝 The Servant』(2010)

チョ・ヨジョンの映画キャリアを語るうえで外せない一本。韓国の古典『春香伝』を大胆にアレンジし、本来は脇役だった下男バンジャ(キム・ジュヒョク)の視点から、チュニャン(チョ・ヨジョン)、モンニョン(リュ・スンボム)との三角関係を描いていく。

チョ・ヨジョンは、それまでのイメージを大きく覆す官能的な演技に挑戦。バンジャとの関係を通して、単なる貞淑なヒロインではないチュニャンの欲望やしたたかさを浮かび上がらせる。大胆なラブシーンだけでなく、身分社会の中で自分の人生をつかもうとする女性として描かれているところもポイント。後に『情愛中毒』『秘顔』を手がけるキム・デウ監督との最初のタッグであり、現在につながるチョ・ヨジョンの大胆な女優像を決定づけた作品と言える。

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・『後宮の秘密』(2012)

チョ・ヨジョンの官能映画を一本だけ選ぶなら、有力候補になるのが『後宮の秘密』だ。彼女が演じるファヨンは、愛するクォニュ(キム・ミンジュン)と引き離され、王の側室として宮廷へ入ることになる女性。そこには彼女への思いを抱き続けるソンウォン(キム・ドンウク)もおり、愛、嫉妬、欲望、権力が複雑に絡み合っていく。

チョ・ヨジョンは大胆なラブシーンにも体当たりで挑みながら、男たちの欲望に翻弄されるだけの女性ではなく、次第に宮廷という閉鎖された世界で生き抜く強さを身につけていくファヨンを熱演する。華麗な衣装や宮廷の映像美と、その裏側でむき出しになる人間の欲望とのコントラストも強烈。『秘顔』で彼女の大胆さに驚いた人なら、さらにさかのぼって見てほしい代表作だ。

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・『情愛中毒』(2014)

『秘顔』と同じキム・デウ監督、ソン・スンホン主演ということで、あわせて見たいのが『情愛中毒』だ。舞台は1969年。ベトナム戦争から帰還したエリート軍人キム・ジンピョン(ソン・スンホン)が、部下の妻チョン・ガフン(イム・ジヨン)と出会い、許されない関係へとのめり込んでいく。

チョ・ヨジョンが演じるのはジンピョンの妻イ・スクジン。この作品で大胆なラブシーンの中心を担うのはソン・スンホンとイム・ジヨンのため、チョ・ヨジョン自身の官能描写を期待すると『春香秘伝』『後宮の秘密』とは少し違う。その代わり見どころとなるのが、夫を支えながら軍人社会で生きるスクジンの複雑な人物像だ。明るく振る舞う表面と、夫婦関係の内側に漂う空虚さ。そのギャップを演じ、韓国映画評論家協会賞では助演女優賞を受賞した。

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・『ワーキング・ガール』(2015)

シリアスな愛欲劇とはまったく違う方向から、チョ・ヨジョンの振り切った“大人向け演技”を楽しめるのが『ワーキング・ガール』。仕事一筋だったキャリアウーマンのボヒ(チョ・ヨジョン)が、ひょんなことから女性向けアダルトショップを経営するナンヒ(クララ)と関わり、新たなビジネスに飛び込んでいくセクシーコメディだ。

『後宮の秘密』のように愛欲や権力を重く描く作品ではなく、女性のセクシュアリティを笑いとともに扱っているのが特徴。チョ・ヨジョンもコメディエンヌとしてかなり振り切った演技を披露しており、官能時代劇とはまったく異なる顔を見せる。大胆さ=ラブシーンだけではないという意味でも、彼女のフィルモグラフィーでは異色の一本となっている。

・『秘顔』(2024)

そしてチョ・ヨジョンの“大胆演技”の新たな代表作となったのが『秘顔』だ。オーケストラの指揮者ソンジン(ソン・スンホン)、その婚約者でチェリストのスヨン(チョ・ヨジョン)、スヨンの代役として現れるミジュ(パク・ジヒョン)。3人の欲望と秘密をめぐるエロティック・サスペンスで、チョ・ヨジョンは『春香秘伝』以来となるキム・デウ監督とのタッグを組んだ。

スヨンはある出来事から自宅の秘密の部屋に閉じ込められ、すぐ向こう側でソンジンとミジュが関係を深めていく様子を目撃することになる。官能的な題材でありながら、チョ・ヨジョンの真骨頂は密室に閉じ込められてから。怒り、恐怖、嫉妬、絶望を限られた空間で表現し、物語が進むにつれてスヨン自身の“隠された顔”も見えてくる。『春香秘伝』で官能映画というジャンルへ大胆に踏み込み、『後宮の秘密』では愛欲と権力の渦中で生き抜く女性を演じ、『秘顔』では欲望を「見る側」へと回ったチョ・ヨジョン。

大胆なラブシーンだけを基準にするなら『春香秘伝』『後宮の秘密』『秘顔』の3本が特に強い。一方、そこから『情愛中毒』『ワーキング・ガール』まで追っていくと、チョ・ヨジョンが単に官能的な役柄を繰り返しているのではなく、作品ごとに異なる形で女性の欲望やセクシュアリティを表現してきたことが見えてくる。

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