日本が誇る鬼才・黒沢清監督のキャリア
1983年に商業デビューを果たし、1997年の『CURE』で世界的な注目を集めた黒沢清監督。その後、『回路』(2001年)でカンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞、『トウキョウソナタ』(2008年)で同ある視点部門審査員賞を獲得。さらに『スパイの妻』(2020年)ではヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞(監督賞)に輝くなど、日本が誇る世界的巨匠として確固たる地位を築いている。
黒沢監督の、日常が静かに崩壊していく恐怖や人間の心の奥底に潜む闇を描き出す手腕は唯一無二。6月19日(金)より全国公開となる最新作『黒牢城』は、つねに現代に巣食う狂気を映し出してきた黒沢監督が初めて挑む時代劇だ。
©米澤穂信/KADOKAWA ©2026映画「黒牢城」製作委員会
そんな黒沢清作品のファンだけでなくビギナーにもおすすめしたい、今すぐ配信で観られる代表作を5作ピックアップ。黒沢ワールドの予復習にも最適な傑作群の世界に浸ってみてはいかがだろう。
『黒牢城』6月19日(金) 全国公開
役所広司『CURE』や菅田将暉『Cloud』ほか
唯一無二の「黒沢ワールド」を今すぐ配信で!
※注:VOD/作品によってレンタル作品あり
『CURE』(1997年) |
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| U-NEXT | ○ | |
| Hulu | ○ | |
| Prime Video | ○ | |
| DMM TV | ○ | |
| WOWOW | × | |
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| 【見どころ】 黒沢清監督の名を世界に轟かせた、日本映画史に残るサイコスリラーの金字塔。首から胸にかけて「X」字に切り裂かれる連続猟奇殺人事件を追う刑事・高部(役所広司)と、記憶喪失の謎の男・間宮(萩原聖人)の息詰まる心理戦が展開される。派手な演出やモンスターに頼らず、不穏な環境音や人間の精神的な弱さを巧みに突くことで、日常が徐々に狂気に侵食されていく恐怖を克明に描写。現在でも海外の著名監督たちに多大な影響を与え続けている必見の一作。 |
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『回路』(2001年) |
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| U-NEXT | ○ | |
| Hulu | ○ | |
| Prime Video | ○ | |
| DMM TV | ○ | |
| WOWOW | × | |
| Netflix | × | |
| 【見どころ】 カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した、インターネット黎明期の恐怖を描く先駆的ホラー。幽霊が見える不気味なウェブサイトをきっかけに、友人や同僚が次々と姿を消していく異常事態に直面する若者たちの姿を描く。「インターネットの向こう側」という未知の空間に対する根源的な不安をあぶり出し、世界が静かに、そして確実に終焉へと向かっていくような絶望感は圧巻。加藤晴彦らの好演も光る、特異な終末感を持った傑作。 |
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『クリーピー 偽りの隣人』(2016年) |
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| U-NEXT | ○ | |
| Hulu | ○ | |
| Prime Video | ○ | |
| DMM TV | ○ | |
| WOWOW | × | |
| Netflix | × | |
| 【見どころ】 元刑事の犯罪心理学者・高倉(西島秀俊)が、引っ越し先で出会った奇妙な隣人・西野(香川照之)の不可解な言動に翻弄され、やがて平穏な家庭が崩壊していく恐怖を描いたサスペンス・スリラー。「あの人、お父さんじゃありません」という少女の告白を機に、未解決の一家失踪事件と隣人の闇が交錯していく。特筆すべきは、香川照之演じるサイコパスな隣人の圧倒的な気味の悪さ。妻役の竹内結子が徐々に深い闇へと引きずり込まれていく怒涛の展開から目が離せない。 |
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『スパイの妻』(2020年) |
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| U-NEXT | ○ | |
| Hulu | ○ | |
| Prime Video | ○ | |
| DMM TV | × | |
| WOWOW | ○ | |
| Netflix | ○ | |
| 【見どころ】 第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞し、黒沢監督の新境地を開いた歴史サスペンス。1940年の神戸を舞台に、恐ろしい国家機密を知ってしまった夫・優作(高橋一生)と、彼を愛するがゆえに「スパイの妻」と罵られることも厭わず、自らの意志で激動の時代の荒波に身を投じていく妻・聡子(蒼井優)の運命を描く。愛と正義のために嘘を重ね、たくましく変化していく聡子を演じた蒼井優の凄みのある熱演は必見。濱口竜介らが共同脚本を務めた。 |
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『Cloud クラウド』(2024年) |
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| U-NEXT | ○ | |
| Hulu | ○ | |
| Prime Video | ○ | |
| DMM TV | ○ | |
| WOWOW | ○ | |
| Netflix | ○ | |
| 【見どころ】 近年社会問題化している「転売屋」を題材に、現代社会に潜む集団狂気をえぐり出した最新サスペンス・スリラー。菅田将暉演じる主人公・吉井は、ささやかな金儲けのために転売を繰り返す平凡な青年。しかし、彼がネット上で無自覚にばらまいた恨みが集結し、やがて得体の知れない集団による命がけの“狩りゲーム”の標的となってしまう。顔の見えない匿名社会特有の恐怖と、追い詰められた「普通の人々」が殺し合いに発展していく予測不能な展開に圧倒される一作。 |
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