人質と自分の首をワイヤーとショットガンで固定し63時間… 実話に基づく異常な事件を描く『デッドマンズ・ワイヤー』
巨匠ガス・ヴァン・サント監督が実話を映画化したクライム・スリラー『デッドマンズ・ワイヤー』が、7月17日(金)より日本公開される。このたび、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。
巨匠ガス・ヴァン・サント監督最新作
不動産ローン会社に財産を騙し取られたとして、同社に押し入り役員を人質にとった男は、自分の首と人質の首をショットガンとワイヤーで固定、ヘタに動けば自動発砲される“デッドマンズ・ワイヤー”という装置を使って警察すら近づけない状況で籠城する。謝罪や補償を訴える男が現場からのメディア出演など異常な行動に出始めると、世間は事件を真っ向から非難する者と犯人に同情を抱く者で二分されていく。膠着状態を打開しようと警察が突入に備える中、ついに犯人と社長が電話で話すことになるのだが—。
1977年、アメリカ・インディアナポリスで起きた実話に基づく本作のメガホンを取ったのは、アカデミー賞に輝く『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)や『ミルク』(03)、そして『エレファント』(03)でカンヌ国際映画祭パルム・ドールと監督賞を受賞した巨匠ガス・ヴァン・サント。主役となる実在した犯人トニー・キリシスを演じるのは『IT』 シリーズのビル・スカルスガルド。人質となるディックはNetflix「ストレンジャー・シングス」シリーズのデイカー・モンゴメリー。事件を担当するグレイブル刑事に『ミッション:インポッシブル/デッド・レコニング PART ONE』のケイリー・エルウィス。事件を追う地元TV局レポーター・リンダ役に『ゼイ・ウィル・キル・ユー』の公開が控えるマイハラ。事件に巻き込まれる人気ラジオ番組のDJフレッド・テンプル役に『シンシン/SING SING』のアカデミー賞受賞俳優のコールマン・ドミンゴ。そして、不動産ローン会社社長のM・L・ホール役に名優アル・パチーノと、豪華なキャストが集結。昨年のベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され大絶賛、さらには今年1月に全米公開されると米大手映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では92%フレッシュという超高評価を記録。
『デッドマンズ・ワイヤー』© 2025 Starlight Digital Ventures, LLC. All Rights Reserved.
ポスタービジュアルでは、“デッドマンズ・ワイヤー”を使って人質を取る犯人トニーとどうすることもできない人質ディックの緊迫感の漂う劇中の姿がそのまま大きくデザインされ、かなり距離を置いて背後に警察が構えていることから完全にトニーが主導権を握っている状況がわかる。
予告編では冒頭からいきなりトニーが人質を取り、自分と人質の首をつなぐ“デッドマンズ・ワイヤ―”の説明をわざわざ誰かに電話で伝えている。警察が包囲するも全くどうすることもできず、ワイヤーにつながれたままトニーはパトカーを奪って逃走しながら自分がどれだけひどい目にあったのかを主張する。
その様子は地元TV局のクルーにしっかりと撮影されていた。息子を人質に取られても一切動じることなく、身の潔白を訴えるホール社長。トニーが熱烈なファンだったことから巻き込まれてしまったラジオ局の人気DJフレッドも緊迫の状況を番組で伝える。トニーは立てこもり現場に全米のマスコミを入れ、銃を突きつけたままで記者会見を、しかも生放送を条件に実施する。彼の生の声に全米の反応は真っ二つに分かれる。凶悪犯のはずのトニーが見せる泣きそうな表情、捕らわれの身のディックが少し笑みを浮かべる表情も垣間見見え、ガス・ヴァン・サントならではのドラマにも期待がうかがえる。
そして、警察がどうすることもできない中ついにトニーとホール社長が電話会談をするが、ホールの答えはまさかの「NO」。もはや最悪の結末しか考えられない状況で予告編は終わってしまう—。どうやってこの事件が終焉を迎えるのか?
『デッドマンズ・ワイヤー』は7月17日(金)より全国公開