天野千尋監督作品『マジカル・シークレット・ツアー』が、6月19日(金)より公開される。このたび、有村架純演じる二児の母・和歌子の場面写真が解禁となった。
実話に着想を得た“金密輸”の物語
本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦—。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成した。
夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母・和歌子を演じるのは、本格的な母親役に挑戦するのは初めてとなる、国民的俳優・有村架純。ともに金の密輸をする共犯者として、奨学金の返済に追われる借金600万の研究員・清恵を黒木華、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由を南沙良が演じる。さらに、塩野瑛久、青木 柚、斎藤 工ら実力派キャストも集結。メガホンをとったのは、『ミセス・ノイズィ』で日本映画批評家大賞にて脚本賞を受賞した天野千尋。「ヒヤマケンタロウの妊娠」、『佐藤さんと佐藤さん』などの話題作を世に送りだしてきた彼女が、今回はシンガポールでの大規模ロケを敢行し、魔法のように煌びやかで危うい金密輸の旅路を、本場の空気そのままにスクリーンに描き出す。
©︎2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会
本作で、犯罪とは無縁の二児の母から密輸にのめり込んでいく主人公・和歌子演じるのは、有村架純。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した『花束みたいな恋をした』(21)をはじめ、「どうする家康」(23/NHK 大河ドラマ)、「さよならのつづき」(24/Netflix)、『花まんま』(25)、さらに現在放送中のTBS日曜劇場「GIFT」に出演するなど、数多くの役柄を演じてきた。キャラクターの揺れ動く感情や葛藤をリアルに体現してきた有村が、本作で本格的な母親役に初めて挑み、新境地を切り開く。
二児の母としてごく平凡な日々を送っていた有村演じる和歌子は、突然夫が倒れたことをきっかけに、夫が会社の金を横領し解雇されたことを初めて知る。突如借金を追うことになった彼女は急いで仕事を探すが、資格もなく、育児のため時短勤務を希望することもあり、全く勤め先が見つからない。実家に頼ろうにも、そちらも家計は火の車であることを知り、援助を求めることもできず…。途方に暮れた和歌子が行きついたのは、シンガポールでの闇バイト【金の密輸】だった。そこで、非正規雇用の研究員・清恵(黒木華)と、キャバクラで働く未婚の妊婦・麻由(南沙良)と出会ったことで、人生が動き出すー。
本作のメガホンをとった天野監督は、「有村さんは、柔らかく見えて揺るぎない芯を持っている印象がありました。和歌子の変化していく過程を説得力をもって見せられると思い、お願いしました」と、有村の柔らかい中にも強い芯を持っている部分に惹かれたとオファーの経緯を明かす。撮影前にはリハーサルを重ね、夫・高志役の塩野瑛久とともに、役になりきって質問に答えるエチュードを行うなど、共にキャラクターを作り上げていったという。さらに天野監督は、「有村さんに和歌子の人物像をより深く教えていただきました」と、二人三脚で“和歌子”という人物を作り上げていったことを明かした。
©︎2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会
今回解禁されたのは、有村架純演じる主婦・和歌子の場面写真。二人の幼い子どもを連れ、夫・高志の見舞いに訪れた和歌子。その表情からは、夫への怒りと途方に暮れる思いが伺える。その一方、空港で子供を抱えながら持っているカバンの中には金塊が…。金塊を見つめる和歌子の表情はどこか微笑んでいるようにも見える。
さらに、税関検査に並ぶ和歌子と密輸仲間の麻由(南)と清恵(黒木)のカットも解禁。帽子を深く被り、妊婦を装う和歌子。その後ろに並ぶ麻由と清恵の表情からは、どこか張り詰めた空気が漂っている。果たして全員で税関を通過することができるのか…?そして、深刻な表情を浮かべ、焦る様子で電話をしている和歌子の姿も。一体彼女の身に何が起こったのか?和歌子が選び取る人生とは——。
不格好ながら二人の子供を守るべく必死に生きていく和歌子。どこにでもいそうな母親の姿から一転、金の密輸をきっかけに次々と降りかかる困難に立ち向かい、やがて一人の女性として強く生きる姿へと変化していく。その揺れ動く心情の変化を、有村が繊細かつ力強く表現している。
©︎2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会
『マジカル・シークレット・ツアー』は6月19日(金)より全国公開