ゼロ年代ブロンド美女かわいすぎ!リアリティを捨てたら客足も止まった伝説のレース映画『ドリヴン』の魅力
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「男のカーナビ」スタローンも思わず本音を…
制作費は約7200万~9400万ドルとされているが、全世界での興行収入は約5470万ドルにとどまり、商業的には失敗に終わった。「男のカーナビ」ことスタローン自身も、後年のインタビューで「やらなければよかった作品のひとつ」と言わなくていいことを言ってしまっている。
『ドリヴン』© 2001 Champs Productions, Inc. All Rights Reserved.
とはいえトリビア的な見どころも多く、スタローン演じるジョーが披露する「3枚のコインを指で操るトリック」は実在のF1®ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオが行っていた集中力トレーニングに由来しているのだとか。また、監督のレニー・ハーリンはフィンランド出身で、劇中には母国の国旗がちらほら登場するなど細かい“お遊び”も仕込まれている。
『F1®/エフワン』が“リアルなレースの世界を映画化したスポーツ大作”だとすれば、『ドリヴン』は“F1®的な世界観を借りたケレン味あふれるアクション映画”といったところか。いずれにせよ、90年代アクション映画のバイブスをしっかり引き継ぎいだ『ドリヴン』は、キャリアの過渡期にあったスタローンの本気と空回りが絶妙にブレンドされたレアな内容も含めて、もし未見であればぜひ一度は鑑賞しておきたい快作だ。
『ドリヴン』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2025年7月放送
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