リブート版「無期限延期ほぼ確定…」ならオリジナル３作を楽しむしかない！『ブレイド』一挙TV放送中

『ブレイド』のリブート制作はどうなった？

ウェズリー・スナイプスが主演したエクストリーム吸血鬼アクション映画『ブレイド』（1998年～）は根強い人気を誇るシリーズだが、そのリブート版企画が難航していることは昨年から報じられてきた。

『ブレイド』© 1998 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

ウェズリー自身もマーベル・スタジオによるリブート企画の度重なる延期について、SNSに投稿。これはファンの間で大きな話題となり、リブート版の制作が難航していることを改めて印象付けた。

Blade, lordylordylordy 👀 folks still lookin for the secret sauce, ridin snowmobiles in traffic, kinda rough.

Daywalkers make it look easy, don’t they? 😊#DaywalkerKlique #Blade #Marvel pic.twitter.com/YZVAqg9egz

— Wesley Snipes (@wesleysnipes) June 16, 2024

マーベルは2019年に『ブレイド』のリブート企画を大々的に発表し、オスカー俳優のマハーシャラ・アリが主演を務めることも決定していた。しかしその後、監督候補者が次々と企画から離脱。脚本にも問題を抱えていたようで、現在はエリック・ピアソン（『ブラック・ウィドウ』『ソー：ラグナロク』）が執筆を担当しているという情報もある。また、2023年の全米脚本家組合（WGA）によるストライキも制作スケジュールに影響を与えたようだ。

『ブレイド2』© New Line Productions, Inc.

ウェズリーは、リブート版の主演を務めるマハーシャラに対しては一貫して好意的で、「彼は才能あるアーティストであり、彼の演技を楽しみにしている」とコメント。制作が難航していることについても「俳優の責任ではない」と擁護しつつ、制作の複雑さを強調している。

延期は決定事項？ 今後の展望

『ブレイド』リブート版の公開予定日は2025年11月7日とされたものの、諸々の問題を考慮すれば無期限延期状態と考えるべきだろう。マーベル側は新たな監督を探しているとも報じられているが、映画の音楽制作を打診されていたFlying Lotusも企画が事実上停止したことをSNSに投稿しており、暗礁に乗り上げた感がある。

I guess we are so far from it even being a possibility now but. Yeah I was signed on to write music for the new BLADE movie before it fell thru.

Maybe it’ll come around again but I doubt it. Would have been fun tho💔

— FLYLO (@flyinglotus) April 24, 2025

ウェズリーは3作目で共演したライアン・レイノルズに請われ、『デッドプール＆ウルヴァリン』（2024年）にブレイドとしてカメオ出演したことも話題に。マハーシャラによる新生『ブレイド』への期待が高まっていただけに残念な現状ではあるが、MCU以前の偉大なアメコミ映画であり、ダークな世界観を持つファンタジーアクションとしても無類の面白さを誇る作品なので、ぜひリブート企画続行を期待したいところだ。

『ブレイド3』© MMIV New Line Productions, Inc. All rights reserved.

そんな『ブレイド』シリーズ３作は、CS映画専門チャンネル ムービープラスで2025年5月放送。今のうちにシリーズを予習・復習して来たるべきリブート版公開に備えよう。