世界が恋した「ロマンス映画の女王」も63歳、今どこで何を? バレンタインデーに観たい恋愛映画TV一挙放送
「バレンタイン=チョコ」の不思議
2月14日を前にバレンタイン商戦も佳境に入っているだろう。カカオ豆の高騰による買い控えなどの報道もあったが、各地ではバレンタインムードを高めるイベントなども行われ、日本でのフィーバーぶりは相変わらずだ。
いわゆる“チョコレート(愛)を贈り合う日”としてのバレンタインデー文化が日本独自のものであることも浸透してきている。ただ一方で、若い世代を中心に性別等にかかわらず友チョコ的に贈り合ったり、チョコにこだわらず“感謝し合う日”という意識も広まりつつあるようだ。とはいえチョコが“愛の象徴”とされてきた背景もあり、実際今も多くの国でバレンタインのメインギフトとされている。
映画の世界のバレンタインデーに目を向けると、2010年にズバリ『バレンタインデー』なる作品が公開されている。豪華キャストが大集結した群像ロマンスだが、そこにチョコレートは介在しない。ちなみに“ロマンス映画の女王”といえば日本でも有名なメグ・ライアン。毎年バレンタインの季節が近づくにつれ、自然と彼女の顔を見る機会も増える。
『ユー・ガット・メール』© 1998 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
「ロマンス映画の女王」メグ・ライアンは今どこで何を?
90年代に一斉を風靡したライアンだが、2000年以降は目立った活躍はない。ピタリと見なくなった、といったほうが正しいだろう。かつて全盛期にラッセル・クロウとの不倫が報じられたイメージもあってか、いまだに彼女の姿を見かけるのは整形疑惑などを報じるゴシップ紙がほとんど、という悲しい状況だ。
それでも監督や脚本家としてハリウッドで働き続け、2010年代以降には何本かのライアン監督作が公開されている。どれもヒットしたとは言い難いようだが、そこは90年代の活躍でロマンス映画を知り尽くしたライアン。近いうち“ロマンス映画の名監督”として来日してくれるかもしれない。
ともあれチョコを贈るも受け取るも、2月14日にはなんだかホンワカとしたムードになってしまうもの。激しい寒暖差に体調を崩しがちなシーズンだからこそ、今年はご自宅で暖かくしつつライアン主演作ほか往年の恋愛映画を鑑賞してみては?