『エルム街の悪夢』(1984年)
眠ったら襲われる! 悪夢の中に現れる殺人鬼フレディの恐怖を描き、スラッシュ・ムービーの先駆けとなったシリーズ第1弾。若き日のジョニー・デップも出演。
高校生のナンシーとティナは夜毎、鋼鉄の爪を持つ殺人鬼に襲われる悪夢に悩まされていた。やがて夢の中で襲われたティナが現実でも死亡、ナンシーの恋人グレンも殺人鬼フレディの餌食に……。耐えられなくなったナンシーは、フレディと対決すべく夢の中に乗り込んでいく。
『フレディVSジェイソン』(2003年)
『エルム街の悪夢』のフレディと『13日の金曜日』シリーズのジェイソン、まさにホラー映画界の両雄が激突する夢の競演作にして、“対決もの”の金字塔。
殺人鬼フレディが人々の夢に侵入し、殺戮を繰り返した惨劇から10年。いまやエルム街のフレディの屋敷に住む家族は夢見ることを避け、若者はほとんど彼の存在を知らない。そんな中、もう一人の殺人鬼ジェイソンの存在を知ったフレディは、彼の夢に忍び込んで復活を遂げようとする。
『エクソシスト[ディレクターズ・カット版]』(1973年)
1970年代に一大ブームを巻き起こしたオカルト映画のディレクターズ・カット版。12歳の少女に取り憑いた悪魔と、悪魔払い師=エクソシストの恐怖の戦いを描く。
北イラクの古代遺跡。米国の古生物学者でもあるメリン神父は悪霊バスズの偶像を発見。それは悪魔との忌まわしい戦いの予兆だった。一方、ワシントンで撮影のために借家住まいをしている女優クリスは、屋根裏で響く異様な物音に悩まされていた。やがて1人娘のリーガンの身に異変が起き始め……。
『エスター ファースト・キル』(2021年)
愛らしくも邪悪な“エスター”誕生の秘密が明かされる!日本でも大反響を巻き起こした「エスター」の前日譚となるサイコ・ホラー。主演のイザベル・ファーマンが23歳にして10歳の主人公を再演したことも話題になった。
米国で暮らすオルブライト夫妻のもとに、4年前に6歳で行方不明となった娘エスターが保護されたという知らせが届く。この奇跡のような出来事を喜ぶ一家。驚くほど成長したエスターは聡明で才能豊か。画家である父親に昔以上にべったりだった。だが、母親は知っていた。彼女が娘とは別人だということを……。
『クワイエット・プレイス』(2018年)
マイケル・ベイ製作、エミリー・ブラント主演。音を立てると“何か”がやってくる恐怖を描く、全米で大ヒットを飛ばしている新体感サバイバルホラーの記念すべきシリーズ1作目。
音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族。その“何か”は、呼吸の音さえ逃さない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。手話を使い、裸足で歩き、静寂と共に暮らすエヴリン&リーの夫婦と子どもたちだったが、エヴリンは出産を目前に控えており……。
『オンマ/呪縛』(2022年)
母の愛は呪いと化す――。「グレイズ・アナトミー」のサンドラ・オー主演。サム・ライミが製作を務め、母親の呪縛にとりつかれた女性が体験する恐怖を描く超常現象ホラー。サンドラ・オーが色んな意味でホラー向きであることを証明した秀作。
子どもの頃、実の母親から酷い仕打ちを受けた過去を持つアマンダ。今は母親と絶縁し、娘と共にアメリカの農場で静かに暮らしているが、そんな彼女の許にある日、韓国から母親の遺骨が届く。それ以来、アマンダは自分が母親のようになってしまうのではないかという恐怖に怯えるようになる。
「特集:真夏のホラー祭り」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年8月放送