1 2
自動車の頂点<フェラーリ>の真実
マイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎えた最新作『フェラーリ』が2024年7月5日(金)より全国公開。このたびマン監督と、本作の撮影監督が語る貴重な撮影秘話、併せてメイキング写真が到着した。
自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた元レーサーにして、カーデザイナーのエンツォ・フェラーリ。1957年、59歳のエンツォは難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活が、思いがけずラウラの知るところとなる。
二人の女性との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォはしかし、起死回生を賭け、イタリア全土 1000 マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む――。
主人公エンツォをアダム・ドライバー、彼と崩壊寸前の夫婦生活を送る妻ラウラをペネロペ・クルスが演じるほか、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーなど豪華実力派俳優が集結。さらに、巨匠マイケル・マン監督が構想30年を経てついに映画化した本作の撮影には、壮大なスケール感を誇るレースシーンと、フェラーリの栄光と影を美しく切り取るドラマシーンを実現するため、選び抜かれた豪華クルーが参加した。
デビッド・フィンチャー監督の『Mank/マンク』(2020年)でアカデミー賞を受賞した撮影監督エリック・メッサーシュミットも、マン監督のもとに結集した精鋭スタッフのひとりだ。
1 2