• BANGER!!! トップ
  • >
  • 新着ニュース
  • >
  • 1929年生まれの『94歳のゲイ』は今、何を想う?かつて“異常性欲”と断じられたこの国の同性愛史を紐解くドキュメンタリーついに公開

1929年生まれの『94歳のゲイ』は今、何を想う?かつて“異常性欲”と断じられたこの国の同性愛史を紐解くドキュメンタリーついに公開

1929年生まれの『94歳のゲイ』は今、何を想う?かつて“異常性欲”と断じられたこの国の同性愛史を紐解くドキュメンタリーついに公開
『94歳のゲイ』©MBS/TBS
1 2

激動の時代を生き抜いてきた「94歳の同性愛者」に密着したドキュメンタリー映画『94歳のゲイ』が、2024年4月20日(土)よりポレポレ東中野ほかにて順次公開となる。かつては“異常性欲”“治療可能な精神疾患”と公然と語られた、この国の同性愛史を紐解く心震えるドキュメンタリーだ。

『94歳のゲイ』©MBS/TBS

「自分は、普通じゃない――それでも生きていればきっと」

かつて同性愛は“異常性欲”“変態性欲”だと公然と語られ、治療が可能な精神疾患とされてきた。1929年生まれの長谷忠さんは、誰かと交際したことも性交渉の経験もない。ゲイであることを誰にも打ち明けることなく、好きな男性ができても告白することもできない時を過ごしてきた。

詩作を心の拠り所にしながら孤独の中で生きてきた長谷さんに訪れた大きな変化、90歳を超えて初めて経験する“出会い”と“別れ”。多くの悲しみを見つめてきた、その心に去来する思いは――。

『94歳のゲイ』©MBS/TBS

次ページ:孤独を生きた同性愛者の「唯一の拠り所」とは?
1 2
Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook