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せめて一度だけ、この目でおまえの顔が見たい『ジェダイの帰還』など“SW史に残る名シーン”を生んだ脚本家が手掛けた4作品を紹介

せめて一度だけ、この目でおまえの顔が見たい『ジェダイの帰還』など“SW史に残る名シーン”を生んだ脚本家が手掛けた4作品を紹介
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』©︎2024 Lucasfilm Ltd.

世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」。映画やドラマ、アニメーション作品など、ジョージ・ルーカスが生んだ銀河は未だ広がり続けている。そんな「スター・ウォーズ」シリーズの全作品が、Disney+(ディズニープラス)にて配信中だ。今回は、本シリーズより、巨匠ジョージ・ルーカスと共に「スター・ウォーズ」の物語を作り上げたレジェンドである脚本家ローレンス・カスダンが手掛けた作品を振り返り紹介する。

“SW史に残る名シーン”を生んだ脚本家

ジョージ・ルーカスからのオファーにより『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の脚本を執筆したローレンス・カスダンは、その後『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の脚本も担当。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では、息子のジョン・カスダンと共同執筆で脚本を書き上げた。

とくに『帝国の逆襲』では、レイアがハン・ソロに「愛してる」と愛の告白をするシーンや、ダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーに「私がお前の父親だ」と衝撃の告白をするシーン、『ジェダイの帰還』では、ダース・ベイダーとルークの壮絶な戦闘シーンなど、今も映画史に残り語り継がれている数々の名シーンが詰まっている。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)

ルーク・スカイウォーカーら反乱軍が帝国軍のダース・ベイダーに立ち向かい、究極兵器デス・スターを破壊してから三年。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でベイダーに殺され霊体となったオビ=ワン・ケノービに導かれ、ルークは惑星ダゴバで暮らすヨーダのもとでジェダイとしての修行をすることに。一方、ベイダーは強いフォースをもつルークを殺さずに、仲間として暗黒面に誘おうと画策していた。

そんな二人は物語のクライマックスで熾烈なライトセーバー戦を繰り広げるが、窮地に追い詰められたルークはベイダーから自分こそが本当の父親だという驚くべき事実を告げられる。

今も映画史に残る名シーンとして語り継がれるこの衝撃的な結末は、ルーカス自身によって生み出されたもの。ルークとベイダーの関係性という、「スター・ウォーズ」の物語を貫く重大な要素を脚本へとしっかりと落とし込んだローレンスの手腕が認められ、この作品をきっかけに一躍脚光を浴びることとなった。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』©︎2024 Lucasfilm Ltd.

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)

帝国軍がより強力な第2デス・スターの建造を進める一方、反乱軍も総力を結集し決死の攻撃計画を準備していた。ジェダイとして成長したルークは、双子の妹のレイアを守るためにも実の父であるベイダーと対峙することを決意し、パルパティーン皇帝の前でベイダーとの最後の戦いに挑む。激しいライトセーバー戦を繰り広げる中、皇帝の強烈な攻撃を受けて苦しみ自身に助けを求めるルークの姿を見て、ベイダーはついに善の心を取り戻す。

瀕死の重傷を負い自らの死を悟ったベイダーは、「せめて一度だけ、この目でおまえの顔が見たい」とマスクを外すようにルークに訴え、二人は初めて親子として対面を果たし、ルークとベイダーの最期の別れのシーンは世界中の人に感動を与えるシーンとなった。

ルーカスと共に脚本を書き上げたローレンスが、ジェダイであるルークが銀河の平和のために父親のベイダーと戦う冒険を描きながら、互いを思いあう父と子の衝撃の別れを描く人間ドラマとしての側面も丁寧に書き上げたことで、『ジェダイの帰還』は後世に残る名作となった。

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』©︎2024 Lucasfilm Ltd.

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)

新たな劇場三部作の1作目で『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』から約30年後が舞台となる本作。世界中が待望した「スター・ウォーズ」の最新作を、ファンからも人気の高い旧三部作の『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』を手掛けたローレンスが脚本家として再び参加することもあり、その広がり続ける銀河の物語に世界中が熱狂した。

本作では、家族を待ちながら孤独に生きるレイを主人公に、続三部作の悪役で最大の敵カイロ・レンとの銀河の運命を懸けた新たな戦いの物語が描かれた。

主人公レイやドロイドのBB-8、十字型の赤いライトセーバーを操るカイロ・レンら新キャラクターの活躍はもちろん、レイアやハン・ソロ、チューバッカなどレジェンドキャラクターたちも登場し、かつてルーカスが作り上げた「スター・ウォーズ」の世界を見事に表現。圧倒的な「スター・ウォーズ」の世界を体験できる本作は見逃せない。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』©︎2024 Lucasfilm Ltd.

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)

大人のユーモアセンスと圧倒的な自信、ミステリアスな存在感と、アウトローでありながら内に秘めた正義感で数々の試練に立ち向かう姿がカッコイイと、世界中から圧倒的な人気を誇る“愛すべき悪党”ハン・ソロ。「スター・ウォーズ」の生みの親ルーカスとキャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルム社長)から「ハンを主人公にした物語を書いてくれないか?」と提案されたローレンスが執筆したのが、そんなハン・ソロの知られざる若き日の冒険を描く本作だ。

自身の息子で共同執筆者となったジョン・カスダンと、「ハン・ソロはどこから来たのか?」「なぜ彼は人に対してシニカルな不信感を持つようになったのか?」など、これまで描かれてこなかったハン・ソロの人物像を深く掘り下げ、『新たなる希望』でルークやレイアと出会う前の、若き日のハン・ソロの物語を書き上げた。

生涯の相棒・チューバッカ、愛船ミレニアム・ファルコンとの出会いや、波乱と興奮に満ちた怒涛の大冒険を迫力満点のアクションと共に描き出している。『帝国の逆襲』から本作までハン・ソロという一人の男の生涯を描き切った“ハン・ソロを誰よりも知る男”ローレンス・カスダンの集大成とも言うべき本作を堪能してほしい。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』©︎2024 Lucasfilm Ltd.

「スター・ウォーズ」シリーズ作品はDisney+(ディズニープラス)にて配信中

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