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パンデミック、戦争、混沌とした現代に問いかけるサイバーパンクな叙事詩 リム・カーワイ監督最新作『すべて、至るところにある』

パンデミック、戦争、混沌とした現代に問いかけるサイバーパンクな叙事詩 リム・カーワイ監督最新作『すべて、至るところにある』
『すべて、至るところにある』©︎cinemadrifters
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リム・カーワイ監督の最新作『すべて、至るところにある』が、1月27日(土)より公開される。このたび、メインビジュアルと予告編が解禁となり、総勢10名からの絶賛コメントが到着した。

バルカン半島3部作の完結編

本作は、リム・カーワイ監督の『どこでもない、ここしかない』(2018)、『いつか、どこかで』(2019)に続くバルカン半島3部作の完結編。マカオ出身のエヴァは、旅先のバルカン半島で映画監督のジェイと出会う。その後、世界がパンデミックと戦争に支配される中、ジェイはエヴァへメッセージを残して姿を消してしまう。エヴァはジェイを探しに再びバルカン半島を訪れ、かつてエヴァが出演した映画が『いつか、どこかで』というタイトルで完成していたことを知る。セルビア、北マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナでジェイを探す中で、エヴァはジェイの過去と秘密を知ることになり…。

リム・カーワイ監督のバルカン半島3部作の『どこでもない、ここしかない』『いつか、どこかで』の2作が劇中ではジェイの監督作品として登場し、バルカン半島の美しい景色と旧ユーゴスラビアの巨大建造物(スポメニック)を背景に、現実と虚構を行き来しながら物語は進んでいく。パンデミック、戦争という全世界が体験した未曾有の現実の中で、人間の孤独と希望を映し出したバルカン半島3部作の集大成ともいうべき作品が完成した。

次ページ:予告編&コメント解禁
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