レオナルド・ディカプリオ主演『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が絶賛公開中のマーティン・スコセッシ監督。ロバート・デ・ニーロは11回目のスコセッシ作品出演となるが、5度目のタッグ作がシャロン・ストーン、ジョー・ペシ共演の仁義なきギャンブル業界ドラマ『カジノ』(1995年)だ。
『カジノ』に登場する日本人は何者か?
70年代の米ラスベガスを舞台に、カジノをめぐる表と裏の人間模様を描く『カジノ』。デ・ニーロ演じる主人公の“エース”ことサムは、賭博の才能を買われてカジノのマネージャーとなる。エースが辣腕を発揮しカジノは成功を収め、美しい女ハスラーのジンジャーを見初めて結婚。豪奢な生活を始めるが、長年の相棒ニッキーがラスベガスに乗り込んできたことで、ギャングたちの欲と暴力に巻き込まれていく――。
そんな『カジノ』のとあるシーンに、日本人ギャンブラーの「イチカワ」なる人物が登場する(セリフでは「KK Ichikawa」と呼んでいる)。演じる松久信幸は世界的なシェフで、映画公開前年の1994年にはデ・ニーロと共同で日本料理レストランをオープン。その後も<Nobu>名義でいくつものレストランやホテルを共同でオープンさせていて、業界を超えた盟友と言える間柄だ。
After 3 unsuccessful attempts at opening a restaurant Chef Nobu Matsuhisha tried his chances in LA.
— The Numbers Game (@Tngtweets1) February 22, 2023
Famous actor Robert De Niro, became a frequent customer & proposed they go into business.
They now own 50+ restaurants & 13 luxury hotels worth $1B+
Here’s how it happened👇 🧵 pic.twitter.com/OTKvpzQGQq
おそらく2人の関係性が松下のカメオ出演に関係していると思われるが、実はこの日本人キャラクターには実在のモデルがいる。