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1日5000円、一緒にいてくれるだけでいい 『道で拾った女』はトラック運転手の男とホームレスの女が紡ぐ“行き先のない”ロード―ムービー

1日5000円、一緒にいてくれるだけでいい 『道で拾った女』はトラック運転手の男とホームレスの女が紡ぐ“行き先のない”ロード―ムービー
『道で拾った女』©2023レジェンド・ピクチャーズ

『苦役列車』の脚本などでも知られるいまおかしんじ監督が浜田学と佐々木心音を主演に迎えた最新作『道で拾った女』が全国順次公開中だ。

『道で拾った女』©2023レジェンド・ピクチャーズ

行くあてのない二人の寄り道だらけのロードムービー

春日部竜平(浜田学)はトラック運転手。年中トラックに乗って全国を走り回っている。あるとき公園に立ち寄ると「助けて!」と女性の叫び声が聞こえてくる。近寄ってみると、草むらで髪の長い女性がホームレス男3人にレイプされそうになっていた。竜平は勇気を振り絞ってホームレスを追い払い女性を助け起こそうとすると、女はその手を振り払って「さっき見てたでしょ、なんですぐ助けなかったの」と竜平をにらみつけ、フラフラと歩きだす。その姿から察するに女もホームレス生活を送っていたようだ。竜平は再び女に声をかけた。

「バイトしないか、1日5000円出す。このトラックに一緒に乗ってくれるだけでいい」

『道で拾った女』©2023レジェンド・ピクチャーズ

こうして竜平のトラックに乗り込んだ女性・のぞみ(佐々木心音)。訳あって一年前に家を出て、今は住む家もなくホームレスをしていると言う。竜平は竜平で妻の待つ家に帰りたくない事情があった。二人は東京から沼津・浜松とトラックで移動しながら少しずつ互いの事情を知るようになる。道中デリヘル嬢や街頭詩人、ヤクザに追われる男と遭遇しながら移動を続ける二人。そして二人が出した答えは…。

『道で拾った女』©2023レジェンド・ピクチャーズ

浜田学×佐々木心音の凸凹道中

主人公の長距離トラックドライバー・竜平を演じるのは昨年、いまおか監督作『あいたくて あいたくて あいたくて』で朴訥な家具職人を演じたことも記憶に新しい浜田学。竜平が道で拾うホームレスの女・のぞみを演じるのは、大胆さと繊細さを併せ持ち、石井隆、瀬々敬久、吉田浩太などの監督作で主演を務めてきた佐々木心音。

『道で拾った女』©2023レジェンド・ピクチャーズ

二人が道すがら出会う一癖も二癖もある人物たちに、川瀬陽太、東龍之介、永井すみれ。のぞみの夫役に成松修、竜平の妻役に川上なな実と個性豊かなキャストが顔を揃えた。

『道で拾った女』は2023年10月21日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

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