10月21日は「関ヶ原の戦い」があった日！“天下分け目の戦”を岡田准一や役所広司ら豪華キャストで映画化した司馬遼太郎原作『関ヶ原』

10月21日は「関ヶ原の戦い」の日！

「天下分け目の地」でおなじみ〈関ヶ原の戦い〉が行われたのは安土桃山時代、慶長5年9月15日のこと。豊臣秀吉の死を発端として、徳川家康らによる東軍と、毛利輝元らを中心とする反徳川＝西軍が、関ヶ原（現・岐阜県の関ケ原町）を含む全国各地で戦闘を繰り広げた野戦だ。

ネタバレ（？）すると「関ヶ原の戦い」は徳川側が勝利し、それが江戸幕府～幕藩体制の確立につながっていくのだが、慶長5年9月15日は西暦でいうと1600年の10月21日にあたる。……ということで、“天下分け目の関ヶ原の戦い”を超豪華キャストで映画化した原田眞人監督、司馬遼太郎原作の『関ヶ原』（2017年）をあらためて鑑賞しようではないか。

©2017「関ヶ原」製作委員会

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司馬遼太郎の同名小説を『ヘルドッグス』（2022年）『BAD LANDS　バッド・ランズ』（全国公開中）の原田眞人監督が映画化した『関ヶ原』。石田三成を岡田准一、彼に仕える忍びの初芽を有村架純、“鬼左近”こと島左近を平岳大、盟友・直江兼続を松山ケンイチ、悲運の裏切り者・小早川秀秋を東出昌大、死にかけの豊臣秀吉を滝藤賢一が、それぞれ好演。そして役所広司が徳川家康をコッテリ演じており、多彩なキャスト陣を引き締めている。

©2017「関ヶ原」製作委員会

関ヶ原の戦いに至るまで～その後をフィクションを交えて描く本作。原田監督は、時代考証的には微妙かもしれない演出にも果敢に挑み、非常にスタイリッシュでスピード感のあるケレン味たっぷりの時代劇に仕上げてみせた。90年代初頭から映画化を構想していたというだけあって、物語の構成からキャスト、ロケ地にいたるまで隙のない、戦国時代の“リアル”が滲み出てくるあたりはさすがだ。

『関ヶ原』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2023年10月放送

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